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自分のミスをPCのせいに…経歴詐称疑惑の「モンスターバイト」のおかげで現場は大混乱!

八王子店店長からのクレームに驚きの対応

「八王子店の店長から電話がかかってきたんです。『これ、間違えていますよね? 応募者の住所が千葉県浦安市になっています。それから面接の日にちですが、今は6月ですけど、5月25日になっています』と指摘をしてくれたので、危ないところでミスを食い止めることができたんです」  それ以上に問題なのは水田さんにミスを伝えても、自分の過ちを素直に認めないことだった。 「『あっ!システムエラーですね、改善しておきます』と、自分のケアレスミスをシステムのせいにするんです。エクセルのピボットテーブルなどを使い、便利に仕様を変えていくので、不必要な箇所も変更されてしまうんです。まるで使い勝手の良い道具のように扱うため、自分のミスした箇所が埋もれていくんですよ」  さらに水田さんは被害になりそうだった八王子の店長に電話を入れて、「設定の段階でエクセルに書いていない項目があったので、システムエラーになってしまいました」と間違いをパソコンのせいにしたのだという。また、さらなる大きなミスが生じたのだ。

ミスがばれないよう自分の名前を消す

パソコン「エクセルで作成した採用代行の管理シートに、応募者を一覧で管理している電話番号の欄があるのですが、水田さんが全ての人の番号を同じ番号にしてしまったんです。危ういところで事故を防ぐことができましたが、それからは誰が対応したのか分かるように、対応者氏名を記入する欄を設けたんです。  すると水田さんは自分のミスがバレるのが嫌だったのでしょう、『3日経ったら名前を消していいですか』とおうかがいを立てたんです。ダメだよと拒否しても、いつの間にか消えているんです。理由を尋ねると『個人情報保護の観点から、自分の名前を消しました』と平然と言いのけるんですよ」  ため息が連続して漏れる野崎さんだが、さらに“事件”が生じてしまった。 「神奈川県のあるスーパーは、応募年齢を65歳までと限定していたんです。それなのに68歳の男性が面接にやってきたと店長から苦情が出たんです」
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年齢制限を伝え忘れてしまった結果
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コラムニスト、作家。2万人のワーキングウーマン取材をもとに恋愛&婚活&結婚をテーマに執筆。難病克服後に医療ライターとしても活動。ブログ「恋するブログ☆~恋、のような気分で♪

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