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コロナ禍の夏休みは良かった…「面倒な行事を回避できた」と喜んだ人たち――大反響・お盆トップ5

毎年の同窓会は「さすがにツラかった」

同窓会 一見すると楽しそうな同窓会も、お盆の帰省にくっついた毎年恒例の「義務」になってしまうと、参加する喜びなどは消えてなくなる。九州出身で横浜市在住の西岡和也さん(仮名・30代)がいう。 「毎年20人くらい、中学の同級生で集まるんです。男も女も、みんなお盆で帰ってきますので。でも、さすがに最近は参加者も減ってきて、私なんかは律儀に参加していたんですが、毎年はさすがにツラかったので」(西岡さん、以下同)  昨年の夏(2020年)、同窓会の開催には皆が反対していたが「市内在住者だけならいいだろう」というナゾ解釈のもとで断行されたという。そして、今年はさすがにないかと思いきや「盛大に開催」とのハガキを受け取ったのは、今年6月頃の話だ。 「同窓会の幹事が、いよいよ市議選に出るらしいんです(笑)。だから、その決起集会も兼ねて、今年(2021年)は是非とも開催したいとか。これにはブーイングがあちこちから出て、今年は初めて不開催に。もちろん、お盆の帰省もなく、久々に自宅でゆっくり過ごしました。同窓会が嫌だというわけではないですが、あまりに頻度が多いと……。政治的な話をされてもたまらないですし」

海外旅行に行けない同僚が驚きの行動に

女性 コロナのおかげでなくなったのは帰省や同窓会だけではない。夏休みといえば、毎年のように「海外旅行」に行っては、小麦色に日焼けした肌で会社に行き、同僚へお土産を配るのが恒例、という人たちもいた。肝心の旅行にいけない現在はどうなのか。  独身で海外旅行好きの同僚が多いという都内の広告制作会社勤務・佐々木佳織さん(仮名・30代)の証言だ。 「毎年夏はハワイやヨーロッパに行く同僚が多く、夏休み明けにはお菓子とか服とか、大量のお土産を買って帰る人ばかりでした。私は行っても国内の温泉だし、お土産にお金も使いたくないので、もらうばかりで気まずい思いをしていました」(佐々木さん、以下同)  2020年の春以降、旅行好きだった同僚たちが旅行に行けなくなったのはいうまでもないが、それでも彼女たちは「諦めなかった」という。
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