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ベイスターズ主将・佐野恵太に出された代打…石井打撃コーチは「打順も守備も、固定できず申し訳ない」

 首位打者、最多安打のタイトルホルダー。ここまで全試合出場、チームの主将を任されてきた主軸・佐野恵太に出された代打。ファンや記者に動揺が走った。(情報は週刊SPA!8月29日・9月5日合併号発売時)

キャプテン佐野恵太に代打を送り、敗れた阪神戦

1998年の遺伝子

主将としてチームを、元首位打者として打線を牽引する佐野恵太

 首位タイガースを追いかけるベイスターズが、勝負手を打った。  本拠地に阪神を迎えた直接対決3連戦。2連敗を喫して後がない8月6日の第3戦、2-3と1点ビハインドの7回裏1死2・3塁。是が非でも3連敗は阻止したいベイスターズは、今季全試合スタメン出場のキャプテン佐野恵太に代打を送り、そして敗れた。  交流戦で初優勝し、ペナントレース再開直後の阪神3連戦を今永完投(6月23日)、東完封(6月24日)、バウアー粘投(6月25日)で3タテした記憶が、遠く感じる。最後にリーグ優勝をした1998年以来となる貯金「12」を記録し、堂々と単独首位に躍り出たのは6月25日のことだった。

“同じく元首位打者”が、打者心理を語った

 あれから6週間。打撃が売りのはずのチームが、ペナントの山場で苦しんでいる。  ’20年の首位打者、そして昨年の最多安打、チームキャプテンを務める佐野恵太に代打・楠本泰史を送り、そして敗れた8月6日の阪神戦から数日後。佐野に代打を送った側の“同じく元首位打者”が、打者心理を語ってくれた。 「あの打席に関しては……元首位打者同士、同じ左打者、同じ中距離ヒッターとして(代打を送られた)佐野の気持ちは、他の人よりわかっているつもり。だから佐野には、自分の経験談を伝えたよ」
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「佐野の代打・楠本」を先に告げたのはベイスターズ
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1973年、神奈川県生まれ。日大芸術学部卒業後の1997年、横浜ベイスターズに入社、通訳・広報を担当。'02年・新庄剛志の通訳としてMLBサンフランシスコ・ジャイアンツ、'03年ニューヨーク・メッツと契約。その後は通訳、ライター、実業家と幅広く活動。WBCは4大会連続通訳を担当。今回のWBCもメディア通訳を担当した。著書に『大谷翔平 二刀流』(扶桑社)ほか

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