一流大卒のエリートが3年で退職したワケ。「電話のかけ方から表情まで“管理”されて…」
2.マイクロマネジメントをする上司は優秀?
仕事を任せていかなければ部下は成長しない
私も管理職になった30代前半の頃は、部下に仕事を任せたものの、進捗や成果を見ているとストレスを感じる時もありました。その後、管理職として経験を積む中で、割り切れるようになってきたのです。今は、個々の社員が失敗したとしても叱責を受けることなく、その挑戦する姿勢が認められる組織をつくるほうが好ましいと考えています。
部下に権限を委譲し、仕事を任せていかなければ成長はしません。任せた結果、何かがあったとしても、上司や組織がフォローし、補うようにすればいいのです。その意味での度量は、上司になる人には必要です。この度量は、部下の育成をするうえで大変に重要なものだと思います。
私たちのコンサルティングの現場では、あらかじめ決まったとおりに進める単純作業のような仕事は減っています。今後は、ますます減るでしょう。これはほかの業界や職種にも言えることです。個々の社員にはこれまでよりもさらに付加価値の高い仕事をするために考える力が一層に求められる以上、上司は部下に仕事を任せ、自分で考える機会を与えることが大切なのです。
ジャーナリスト。1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006年より、フリー。主に企業などの人事や労務、労働問題を中心に取材、執筆。著書に『悶える職場』(光文社)、『封印された震災死』(世界文化社)、『震災死』『あの日、負け組社員になった…』(ダイヤモンド社)など多数
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