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「上司の“自分で考えろ”はタイパが悪すぎる」今ドキの新入社員がすぐに辞めるワケ

 せっかく入社したにもかかわらず、すぐに辞めてしまう新入社員が後を絶たない。Z世代を中心に「タイムパフォーマンス」(以降、タイパ)という言葉がよく使われるようになった。かけた時間に対してどのくらいの効果があり、価値があったのかを指すものだ。
タイパ

※写真はイメージです。以下同

 新入社員などの若者たちは物事に対して「タイパがいい/悪い」という基準で判断しがちだが、さまざまな世代が働く会社組織においては悩ましい問題でもある……。

新入社員がどんどん辞めていく…

 工場の作業員として勤続10年になる山本治さん(仮名・40代)は、近年すぐに新入社員が退職していく傾向に頭を抱えている。 「現在では作業場の平均年齢は42歳。若手がいないという状況に陥っています」  新入社員が辞める理由の一つとして、“コミュニケーション不足”があると考えていた山本さんだったが、どうやら違うようだ。 「なかには工場勤務が辛くて辞めていく人もいるのですが、ある日、辞める理由を聞いてみることにしました。すると、『だって、ここの上司たちって要領悪くて……時間の無駄遣いというか、面倒くさいんですよね』と言われました」  新入社員が言う“時間の無駄遣い”は、社会人としては当たり前の行動だと認識していた山本さんには寝耳に水だったが、たしかにそうだと思う部分もあったという。

「メールで伝達事項は伝わる」と主張

 たとえば、伝達事項をいちいち書面か口頭で伝えてくる。また、どうでもいいことでも放送を使って呼び出されることに、新入社員は嫌気がさしていたという。 「私は、『それは学校でもある話じゃないか。社会人なんだぞ。会社に従わないとダメだよ……』と伝えたのですが、予想外の返答に、開いた口がふさがらなかったです。  新入社員から『だからですよ! 学生時代はスマホ禁止の学校もありましたけど、今は大人です。メールで伝達事項は伝わるじゃないですか!』と反論されました。私は少し頭にきて『それはコミュニケーションの一環で、上司たちも私たちと接する機会をつくっているんだよ』と言い返しました」
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「自分で考えろ」は完全に“タイパが悪い”
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