更新日:2023年09月21日 09:35
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秋競馬で初制覇が見える‟ネクストG1ジョッキー”5選

今夏の重賞で大暴れ! 西村淳也騎手

 今年の夏の重賞戦線で大暴れした西村淳騎手も注目でしょう。6月にビッグリボンとのコンビでマーメイドS制覇を果たすと、2週間後のラジオNIKKEI賞もエルトンバローズとのコンビで勝利。  さらにアイビスサマーダッシュ、小倉記念といった重賞でも穴をあけ存在感を示しました。今年は好調で、9月1週目終了時点で55勝とキャリアハイのペースで勝ち星を積み重ねています。  西村淳騎手の強みは、馬場読み力の高さです。若手騎手の中でも特に馬場の伸びどころを把握するのが上手で、その戦略力の高さが結果にも表れています。有力なお手馬も増えて来ており、そろそろG1にも手が届くかもしれません。

もはやベテランの域に達しつつある三浦皇成騎手!

三浦皇成騎手

三浦皇成騎手が未だJRA・G1未勝利なのは“競馬界の七不思議”

 最後に、若手ではないですが、G1初制覇に期待が懸かるあのジョッキーにも注目です。かつてゴールデンルーキーとして武豊騎手の記録を更新し、今年は通算1000勝も達成した、三浦皇成騎手です。  三浦騎手が未だにJRA・G1を勝っていないのは競馬界の七不思議といってもいいくらいですが、チャンスは近いところにありです。今年はフェブラリーSに出てくれば注目を集めたであろうギルデッドミラーというお手馬がいましたが、残念ながら直前回避→引退の憂き目に。運の歯車が少し噛み合えば…という状況でしょうか。  三浦騎手といえば、やはりスタートの上手さや腕っぷしの強さが魅力。特に芝のマイル以下やダートで強さを発揮するので、この秋も短距離路線やダート、あとはチャンスがあるとすれば2歳G1ではないでしょうか? 悲願のG1という意味ではもっともその言葉が似合う存在です。  というわけで、今回は5人のネクストG1候補の騎手を取り上げました。今のジョッキー界はいわゆる「デムルメ」(デムーロ騎手&ルメール騎手)が席巻した時代を経て、群雄割拠の状態。ルメール騎手もかつてほどの勢いはなくなっている上に、福永騎手は今年の春に引退し調教師へ転身。結果として新興勢力が台頭しやすい状況になっています。  是非、各若手騎手の狙いどころとともに、この秋の動向に注目してみてください。 文/TARO
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