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月収13万円でも貯金200万円、実家暮らしを満喫する40代“子供部屋おじさん”のリアル――2023年大反響トップ10

日雇い労働で月収13万円でも「毎日快適」

ファミコンやガンプラ

机の上にはファミコンやガンプラが並ぶ

 進学も就職もしないまま、とりあえず高校卒業。数ヶ月は仕事もせず、お年玉貯金を取り崩して生活。それが尽きてから現在までの24年間、日雇い労働を続けている。 「実家なので家賃はナシ。もう両親もいい年ですが、年金もあるし、アルバイトもしているので、食費や光熱費も請求されたことはないです。携帯代も家族割でまとめて払ってもらってます。ゲームに課金しすぎた月とかは“気持ち程度”支払いますけど」 部屋 倉田さんの月収は平均13万円。使いみちは主にゲームの課金と外食費、たまにくる姪や甥におこづかいをあげるくらいだそうだ。 「多いときで月3万円はあまるかな。それはそのまま貯金……というか、残高が貯金って感じですね。確認してないからわからないけど、200万はあると思います。  具合が悪いときや気分が乗らないときは日雇いの仕事は入れません。休みは家でゆっくりゲーム三昧。両親や姉家族とも関係は良好。毎日快適です」  そんな生活ぶりを友人に話すと「しっかりしろ!」「やばいだろ!」といわれることもあったというが、倉田さん自身は「気にならない」そうだ。

ニュースを見て「世間の評価」を知る

ゾック・ズゴック

壁にもガンダムに登場するモビルスーツのポスターが

 だが、ある日たまたまTVをつけて驚愕することとなる。 「深夜のニュースで“子供部屋おじさん”や“子供部屋おばさん” を報道していたんです。40歳以上で独身、定職につかず低所得で家にお金を入れておらず、子供部屋で暮らす人って……『え!僕じゃん!!』とビックリしました。自分にこんな名前がつけられていたなんて知るよしもありませんから」  ニュースでは“いつまでたっても自立できない” “交際相手には選んではいけない” “非常に恥ずかしい存在”などという表現がされていた。  倉田さんは、そこで初めて世間からみた自分の評価を知った。 「そんなに僕は迷惑な存在なのって。ただ、僕は結婚も就職もしたくないし、実家で暮らしてるだけ。それにうちの家庭では、子供部屋おじさんの僕を問題視してないんです。裕福ではないけど、両親は老後の蓄えを自分たちでしているみたいだし、僕の保険や年金も払ってくれていますが、それも苦に感じていない。『家にいてくれているし、孫とも仲良くしてくれてありがとう』と好意的にみているので」
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両親は期待も心配もしていない
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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