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月収13万円でも貯金200万円、実家暮らしを満喫する40代“子供部屋おじさん”のリアル――2023年大反響トップ10

両親は期待も心配もしていない

ベッド

幼少期から変わらない倉田さんのベッド

 いまだかつて両親から「結婚して欲しい」「出ていけ」などと言われたこともないそうだ。 「姉2人が早く結婚して孫がいるからっていうのも大きいかもしれません。たまに母が近所の人に『正則くんはまだ実家にいるの? 誰かいい人いないの?』と、親切に見せかけた嫌味をいわれるみたいですが、『他人には関係ないよね』と笑って流しているみたいです」  両親は昔からあまり世間体を気にしないおおらかなタイプで、倉田さんの性格をよくわかっているのだとか。 「僕は勉強もスポーツも成績は普通でした。好きになった女の子もいるし、付き合ったこともありますが、恋愛にもそんなに興味がないです。30日働かないのは暇すぎるから、たまに働くというスタンスで困ってはいない。収入が少ないと感じたこともありません。趣味はゲームだけど、借金するほど課金はしない。親は期待も心配もしてないんだと思います」  子供部屋おじさんとはいえ、「恵まれている」という自覚もありながら、倉田さんは最後にこう語った。 「家族から迷惑がられることもなく、居心地よく暮らす人もいるということを知って欲しいですね。強制的に就職させられて家を出されていたら、ストレスで犯罪者になっていたかもしれません。もちろん、褒められた生き方ではないし、誰かにすすめることはしませんが、うまくいっているのはうちだけじゃないと思いますよ」  本人や家族がそれで幸せというならば、他人が口出しすることではないのかもしれない。 <取材・文/吉沢さりぃ>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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