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「クラウンエステート」17年ぶりの復活に歓喜。“壊れないワゴン”の魅力を旧型オーナーが語り尽くす

旧型クラウンエステートの基本

クラウンエステート前期アスリートfour

1999年12月に登場したクラウンエステートでありますが、その区切りは「前期」「後期」「最終型」というように分けられます。 「前期」は発売開始から2001年7月ごろまでのモデル。アスリートとロイヤルが用意されています。ちなみに、ロイヤルのエステートは前期のみ。アスリートの内装色は、グレーもしくはベージュとなっており、2.5Lモデルにも電動シートがオプション設定可能でした。 「後期」は2001年8月からのモデルで、内外装の一部が変更となりました。中古車市場では、セダンタイプ含め、11代目は後期の人気が高い傾向があります。アスリートの内装色は、グレーが廃止され、黒もしくはベージュとなりました。また、2003年には特別仕様車の「プレミアム」が登場。プレミアムは、グリル、エンブレム、ヘッドライト、ホイールが専用デザインで、内装助手席部分には「Premium」という表記があります。この世代では2.0Lの「アスリートE」が追加されています。

高値のケースも珍しくない

「最終型」は、セダンタイプが12代目、通称ゼロクラウンにモデルチェンジされた後に販売された世代。2003年12月からがこの「最終型」にあたります。この世代で、2.5Lターボの「アスリートV」と2.0Lの「アスリートE」が廃止。2006年モデルからはフェンダー部分にウィンカーが設置されています。最終型には、「アスリートV」といった人気グレードが存在しない一方、新しいボディカラーが用意されるなどの魅力があるため、高値となっているケースが珍しくありません。 グレードとして最も高値なのが「アスリートV」、年式としては2007年の最終型が最も高値だといえます。ただし、「アスリートV」の最終型は2003年だといえるため、“最も高値なクラウンエステート”は2003年式の「アスリートV プレミアム」だといえるでしょう。
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個人的におすすめなのは前期!
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


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