『M-1グランプリ2023』公式&配信の声で振り返る。令和ロマンの優勝は必然だったワケ
分析の鬼がM-1チャンピオンに!
そんな彼らだから、寝る暇もないほど忙しい優勝翌日に、47分もの優勝報告生配信を敢行。M-1決勝当日のことを、自分たちの気持ちを交えながら細やかに報告している。自分たちのことだけではなく、大会全体にたっぷりと触れているところがさすが生粋のM-1ファン&レポーターだ。
昨年王者であるウエストランド・井口浩之の言う「M-1は究極の客観視」(『ライブ!!今月のお笑い2〜王者の1年、どうだった?〜』1/2まで有料配信)が真実だとしたら、自分たちを「他人事」と語り、どこまでも客観的にM-1に挑んでいた令和ロマンの優勝は必然だったのかもしれない。
審査員が語るM-1 2023
たとえばさや香の「見せ算」ひとつとっても、千鳥の「すごいことしたね」「かっこええM-1したな」という評価、博多大吉の「(このネタを表現するなら)ビデオのほうが面白い」という指摘、そしてさや香・新山自身の「NGKでもやるネタ」「ハマったときの一体感がすごいネタ」という主張。さまざまな振り返りを見ると、多角的な視点を知ることができる。2023年もいろんな人の人生が垣間見えたM-1を、何度でも味わいたい。 <TEXT/釣木文恵 イラスト/まつもとりえこ 編集/アライユキコ> 【まつもとりえこ】 イラストレーター。『朝日新聞telling,』『QJWeb』などでドラマ、バラエティなどテレビ番組のイラストレビューを執筆。趣味はお笑いライブに行くこと(年間100本ほど)。金沢市出身。X(Twitter):@riekomatsumotoライター。名古屋出身。演劇、お笑いなどを中心にインタビューやレビューを執筆。X(旧Twitter):@troookie
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