「40代後半で芸人やめてない人って」“THE SECOND準優勝”マシンガンズが語る、諦めてきた夢と突然の変化
芸歴16年目以上のベテランが集う漫才の大会『THE SECOND』。この新たな賞レースで一躍人気者となった芸歴25年のマシンガンズ。
その滝沢秀一さん(@takizawa0914)と西堀亮さん(@nishihoriryo)は、突然の環境の変化をどう受け止め、今後をどう考えているのか。インタビュー後編をお届けする。
【前回記事を読む】⇒芸歴25年目マシンガンズが語る『THE SECOND』準優勝からの“濃密な日々”「ネタよりも俺を見てほしい」
──マシンガンズのお二人は『THE SECOND』での準優勝以降、たくさんの仕事を経験されていると思いますが、なかでも印象に残っているものは?
滝沢秀一(以下、滝沢):ほとんどが今までやっていないことなのでそれぞれに思い入れがありますけど、一番は『THE SECOND』直後のごみのイベント(岩手県一関市「TGC teen ICHINOSEKI 2023」)ですかね。若い女の子たちがめちゃめちゃ集まって、長蛇の列ができて、キャーキャー言ってた。
──SNSで拝見しました。即席の質問会のようになっていましたね。
滝沢:そうそう。けっこう交通の便もよくない場所でしたけど、たくさん来てくれて。あれは嬉しかったですね。今までキャーキャー言われることもなかったんでね。
──滝沢さん、『THE SECOND』ノックアウトステージ(予選)の舞台袖で「勝ったらめちゃめちゃモテるぞ!」と繰り返している姿が大会のSNSにアップされていましたが、そう言って、本当に勝ってモテたわけですね。
滝沢:言霊ですね!
西堀亮(以下、西堀):僕はあのときは、さすがにもうちょっと緊張感があってもいいんじゃないかと思ってましたけどね(笑)。
──西堀さんの印象に残っている仕事はなんですか?
西堀:やっぱり『あちこちオードリー』(テレビ東京)かな。今までのマイナスを、人に笑ってもらうことで昇華できた。嫌な思い出だったり暗い話だったりをぜんぶあんなふうに笑ってもらえたら、やっと成仏させられるじゃないですか。あれは本当に、この仕事のいちばんいいところだなあと改めて思いました。しかも、オードリーはほぼ同期でライブも一緒にやってたから、感慨深くもあったし。あの番組に出られたことは、「報われた」という感じがありました。
『THE SECOND』直後のごみのイベントで…
「報われた」と感じたオードリーの番組

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