更新日:2024年02月02日 18:35
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「自ら命を絶った作家」と「池袋」。両者の間に存在する“不思議な共通点”

池袋がコスプレの聖地になったのは…

池袋がコスプレの聖地になったのには、アニメイトをはじめとしてコスプレ用のウィッグやコスチュームを売っている店が多いことや、サンシャインシティを中心として月1回のペースでコスプレイベントが行われ続けたということが大きいだろう。 そして、やはりここでも三島由紀夫と池袋の共通点が見えてくるのである。もちろん、池袋がコスプレの聖地と呼ばれ始めたのは本当に最近のことで、三島由紀夫の時代とは乖離がある。これはなにかの偶然なのだろうか。 そこでこれからは、池袋のもう一つの側面である、「コスプレの街」としての姿について考えてみたいと思う。それを考えることは同時に、池袋に根付いたアニメやマンガの街としての姿、そして腐女子の街としての池袋の姿も考えることになるであろう。   <TEXT/谷頭和希>
ライター・作家。チェーンストアやテーマパークをテーマにした原稿を数多く執筆。一見平板に見える現代の都市空間について、独自の切り口で語る。「東洋経済オンライン」などで執筆中、文芸誌などにも多く寄稿をおこなう。著書に『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』(集英社)『ブックオフから考える』(青弓社)
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