そのコートの着こなしダサいかも…簡単にできる「清潔感を出す」方法
休日カジュアルをエレガントに仕上げてくれる「ウールのひざ丈コート」。長い丈感のものはエレガントに見えるため、清潔感の演出に役立ちます。ただ、「選び方」や「合わせ方」を間違えてしまえば、違和感だらけのコーディネートになってしまうので、気を付けておきたいところ。
そこで今回は、「ひざ丈コートで清潔感を出す着こなし」について、『男の服選びがわかる本』(池田書店)の著者が解説します。
「コートの丈」は時代ごとに流行が変わりますが、ここ数年は「ひざ丈」が主流です。とはいえ身長によっては、「もう少し短めが似合う」というケースもありますので、まずは膝を基準に試着してみてください。
たとえば日本人の平均身長172センチを基本にしたとき、それよりも高身長の方は、ひざ丈もしくはそれより長めを選びましょう。また小柄の方は、膝丈もしくは膝から10センチ程度短めも許容範囲になります。
ひざ丈コートであれば、普段から着なれた黒や紺などのダークカラーであっても、引き締まった印象に仕上がるもの。ですがこのとき、ジャケットやカーディガンなど「ボタンがついた服」を組み合わせる方はご注意ください。
たとえばビジネスシーンでは、ダークカラーのジャケットに白などの明るいシャツを合わせますよね。その習慣から休日にジャケットを着用する時にも、同様の配色を選んでいませんか?
ところがこの配色は、コートを羽織ったときに、インナーのシャツやカットソーが悪目立ちしてしまいます。この解決策として、コートの下の組み合わせは「シャツ・カットソーとジャケットの色を近づける」ことをすすめしています。こうすることでコートから覗くインナー色が悪目立ちしません。
ヨーロッパではその昔「シャツは下着」として着られていた過去があります。今現在、さすがにシャツを“下着扱い”する考えは一般的ではないかと思います。ただ、シャツがなるべく目立たないように仕上げることは、清潔感を出すことに繋がりやすいというのは、まぎれもない事実なのです。
「コートの丈」は膝を基準に選ぶ
シャツをなるべく目立たないように…
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“あなたのお抱えスタイリスト”として、その違和感を言葉で可視化する。著書『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)など5冊。MENSA会員。公式サイト「エレカジ」では、80件を超えるコーディネート事例を公開。
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