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シャンプーは“2度洗い”が基本?「正しい髪の洗い方」をシャンプーソムリエに聞く

 普段の日常生活で、何気なく行うシャンプー。特に意識することもなく、髪を洗いがちだが、髪の健康を保つために非常に大切である。正しいシャンプーの仕方を実践しないと、髪の傷みや抜け毛、かゆみなどの原因になってしまう。
三村浩章

合資会社サステア代表の三村浩章さん

 そこで今回は、滋賀県彦根市で美容室を経営し、シャンプーソムリエ(ヘアケアやシャンプーに関する専門的知識を持つ資格制度)である三村浩章さん(57歳)に、正しい髪の洗い方やシャンプーの選び方について話を聞いた(以下、本人への取材をもとに構成)。

シャンプーの仕方が頭皮や髪質に影響する

 いきなりですが、「正しいシャンプーの仕方は?」と聞かれたら、どのように答えるでしょうか。髪を「洗う・流す・乾かす」の3ステップが基本になるわけですが、シャンプーの仕方は人それぞれで意見が異なります。  私は幼い頃から美容室の子供として育ち、長年にわたってサロンワークをしてきました。まず言えるのは、物心ついた頃から、風呂場という密室の中で行ってきたシャンプーについて、おそらく誰も正確なやり方を教わってこなかったということ。  ただ、日頃のシャンプーの仕方によって、頭皮や髪質に大きな影響を与えます。だからこそ、正しい知識を身につけていくことで、頭皮や髪質の健康を保つことが不可欠になります。

シャンプーは2度洗いが基本

 私の考える正しいシャンプーの仕方をお伝えすると、「シャンプーは2度洗いが基本」です。サロンでヘアカットする際は、2回シャンプーをしてくれると思いますが、それを自宅でも継続することが、ヘアケアにおいては重要になります。  特に、髪の毛の油分が多い人や、普段から整髪料をたくさん付ける人は、一度のシャンプーだけでは汚れが落ちきらないこともあるので、2度洗いをおすすめします。  次にシャンプーの洗い方について解説していきます。基本的に男性は短髪の方が多いため、髪の傷みを意識しなくても問題ありません。ただし、皮脂の分泌が多いので、しっかりと洗っていくことが大切です。シャンプーを頭皮に付けるイメージで、かゆみが出やすい髪の生え際を中心に満遍なく洗っていき、頭皮を下から上へ引き上げるように意識するといいでしょう。
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洗い流しは2倍の時間をかける
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1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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