仕事

45歳課長、悩む若手部下に「飲みに行くか!」と気にかけたら…辞めてしまった。告げられた“理由”に困惑

理想の上司・先輩像は「フリーザ様」

そして、何より大切なのが、ポジティブなフィードバックを散りばめること。 「実は『ドラゴンボール』のフリーザ様が理想的。たしかに彼は冷酷なキャラクターではありますが、部下に対しても敬語を使ううえに説明が丁寧で論理的。さらに、ドラゴンボールを集めた部下には『すばらしいですよ』『あなたたちを呼びよせたかいがありましたね』と具体的に褒めています」
『ドラゴンボール』24巻

ドラゴンボールを集めた部下に対するセリフが収録されている『ドラゴンボール』24巻

さらに、小竹氏が『理想の上司・先輩』と考えるキャラクターはフリーザ様だけにはとどまらない。下記参考に、ソフト老害化を防ぐためのロールモデルとして心に止めても良さそうだ。 ●フリーザ(『ドラゴンボール』) ……誰に対しても敬語で、具体的に褒めてねぎらう ●リヴァイ兵長(『進撃の巨人』) ……目線を合わせて是々非々(ニュートラルな視点)で判断する (ただの虚勢では見透かされる可能性もあるので要注意) ●マーヴェリック(映画『トップガン マーヴェリック』) ……自ら汗をかくことをやめない姿勢。口で語るより、背中で語る ●葛城ミサト(『新世紀エヴァンゲリオン』) ……実力があるけど勇気がないだけの人には、挑ませる 「誰かに仕事を振る立場にある人であれば、誰もがソフト老害になり得るという、大変な時代になってきているなと思います。しかしながら、強い言葉も時には必要です。言葉のアクセルとブレーキの両方を使って、時代を前に進めていきましょう」 時代の変化に臆することなく、固定観念に縛られず、働き方と言葉を更新して、同僚からの印象もアップデートさせたいところだ。 【小竹海広氏プロフィール】 おだけみひろ●コピーライター。外資系広告代理店のコピーライターを経て、現在は都内広告会社でクリエイティブディレクターに。著書に『言葉のアップデート術』(クロスメディア・パブリッシング)がある 取材・文/週刊SPA!編集部
1
2
3
4
おすすめ記事
ハッシュタグ