更新日:2024年11月25日 16:02
お金

パチンコ店の“大量閉店ラッシュ”が止まらないワケ。ホール関係者が語る「絶望的な未来」

インフレが進めば手軽な遊びになる!?

パチンコ

写真はイメージ

 時代と共にじわじわと射幸性が高まっていき、過去最高峰のギャンブル性に達しているともいわれるパチンコ。遊びやすい1パチという営業形態もあるが、機種自体は4パチと同じなのでレートの違いはあれど、どちらも荒い勝負をしているのは変わらない。 「ここまで射幸性が高い機種や営業形態が当たり前になってしまったら、ホールもお客さんも昔のパチンコには戻れないですよね。だから、もうインフレがもっと進むことを願うしかないです(笑)。貸玉が4円で変わらない以上、世の中がデフレになれば高級な遊びになるし、インフレなら手軽な遊びになる。インフレが今の4倍くらいになったら、さすがに1パチを打つ人はいなくなるんじゃないですか」

薄利営業ができる環境作りが大事

 昨年6月に行われた内規改正によって新機能「ラッキートリガー」を搭載した機種が間もなく登場するが、近々再び内規が改正されるという噂も耳にするパチンコ。そんな迷走状態から抜け出し、再び活気を取り戻す為には何が必要なのだろうか。A氏は「やっぱり、昔みたいに時粗600円くらいで営業できる環境に戻すしかないですよね」と話した。  ホールが薄利営業できれば、新規ユーザーも入りやすく既存のファンも今より長く遊べるようになる。そのために、まずは高騰し続ける機械代、高すぎる射幸性に待ったをかける必要があるのではないだろうか。 取材・文/サ行桜井
パチンコ雑誌『パチンコ必勝ガイド』『パチンコオリジナル実戦術』の元編集者。四半世紀ほど勤めた会社を退社しフリーランスに。現在は主にパチンコや競輪の記事を執筆している。
X(旧Twitter):@sagyosakurai
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