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一杯3500円で話題のラーメン店、45歳社員の月給は60万円。「利益はほとんど出ない」のに高給なワケ

日経平均が一時4万円の大台を突破し、世間は色めきたっているが、賃上げは一部の大企業に限られ、いまだ道半ばだ。ただ思いもよらない理由で、すでに好景気に沸いている業界もある。どんな仕事の給料が爆上げしているのか? 働く人々の暮らしぶりに迫った!

一杯3500円と強気な価格設定が話題に

賃上げバブル職業案内

一流和食店が手がけたラーメンのスープは3種の鶏の身のみを使い、ガラは使用しない。もはや上品な出汁だ

「一杯1000円以上は高いか? 安いか?」――。 外国人訪日客にも大人気のラーメンを巡りネットを中心に価格論争が勃発しているが、一杯3500円と強気な価格設定のラーメンが話題を呼んでいるのが東京・茅場町の「麺や 紀茂登(きもと)」だ。

一杯3500円でも利益はほとんど出ない

「値段が高くても、富裕層のお客さまはおいしいものにはお金を払ってくださいます」 同店でマネジメントを担当する石原昌欣さん(45歳)は、30年間続いたデフレマインドに終止符を打つかのように、贅を尽くした一品を饗した。 「ミシュラン掲載の一流和食店・紀茂登がプロデュースしたウチのラーメンは、あわびや白甘鯛など“食材の4番バッター”だけを厳選して出汁を引いてます。それだけに、原材料費が嵩み、3500円の値段でも利益はほとんど出ない。ただ、今は先行投資をしてブランディングに注力する段階。富裕層のグルメ情報ネットワークはウチの強みでもあるので、強気の価格設定をやめるつもりはありません」
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若手社員でも月給は全員40万円以上!
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