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“大食いアイドル”もえあずが守り続ける「親の教え」と、転機になった「つんく♂の言葉」

アゴを鍛えていた時代は「輪郭が角ばっていた」

もえあず――10年以上にわたり、大食いアイドルとしての活躍を続けてきて。振り返っての変化は? もえあず:勝負のために食べていた時代とは、顔の輪郭が変わりました。アゴを鍛えていたので、当時の写真を見ると見た目が角張っていたんですけど、シュッとした顔に戻りました。食べ物を飲み込む力も衰えたし、今「大食いの大会に参加してほしい」と言われても、結果は出せないかなって思います。 ――当初はバクステのアイドルキャストとして、現在はエラバレシのメンバーとしてステージに。大食いをきっかけに、ファンになった方もいるのでは? もえあず:たくさんいます。私をきっかけに、人生が変わったというファンの方もいるんです。テレビを見てステージへ足を運び、どっぷり“アイドル沼”にハマってしまったファンの方もいて。今は別グループを追いかけている方もいますし、対バンライブで再会できるのがうれしいです。

いつかは「世界のもえあず」になりたい

もえあず――大食いの背景では「売れたい」との気持ちも強かったと思います。10年以上のキャリアで、手ごたえは? もえあず:現状に満足していないし、やりたいこともいっぱいあるんです。今は、YouTubeチャンネルの登録者数100万人を目指しています。エラバレシでは台湾によく遠征して、現地でも大食いアイドルの「萌梓(モンツー)」として声をかけてくださるし、日本にいるときより「スターになっちゃった」と勘違いするほどなんです(笑)。言葉が分からなくとも頑張りが伝わるのが大食いの力ですし、憧れるキティちゃんのようにゆくゆくは「世界のもえあず」と呼ばれたいです。 ――最後にもう1問。じつは「大食いなのにリップが落ちないのはなぜ?」という、女性からの疑問もあって。秘けつはあるんでしょうか? もえあず:いくら食べても落ちないリップを使っています。毎日のように聞かれるし、リップは数え切れないほど試して「コレだ!」と思うモノに出会ったんです。いつか自分のブランドを立ち上げて、落ちないリップをオリジナル商品化するのも夢です。今何を使っているのかは、ライブに来てくれたらコッソリ教えます(笑)。 <取材・文/ カネコシュウヘイ 撮影/林紘輝>
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