更新日:2024年06月27日 00:38
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SNSで話題“カードゲーマーがクサい”問題。「ニオイに耐えかねてわざと負けた」利用者が怒りの告発

仲良くなった人に「注意する勇気がない」

 カードショップが臭くなってしまう理由はわかった。とはいえニオイがキツいカードゲーマーであっても、「カードショップ=臭い」認識は持っているはずだ。なぜカードゲーマーは、悪臭を我慢してでもカードショップに足を運び続けるのか。石川さんは「カードショップ内で仲良くなった人に会いたくて、という人が少なくないからかもしれません」と回答。 「学校や職場にあまり友達がいなさそうな、カードショップ以外で見かけることがないような雰囲気を放っている人が、悪臭も放ちがちです。憶測の話ですけどね。けれど、実際にニオイが強烈な人は、だいたいソロ来店しています。カードショップでできた友達と一緒に遊びたいから、鼻をつまんででも通うのをやめないのでしょう。  もっとも、カードショップで生まれた友情は、その場だけの表面的な交流でとどまるケースが多い。したがって、センシティブな部分に言及することは不可能。どれだけ臭かったとしても、せっかくできた友達に対して注意する勇気もなければ、深い関係構築もできないままなのです」  他にも、“コレクター”ならではの信念も来店動機になっているようだ。 「現在はネットで手軽にカードを買えますが、モニター越しだと退色やキズの有無などは正確にはわかりません。僕もそうですが『どれだけ臭くてもカードショップに行って、自分の目で状態を見極めたい』人が少なくないのでしょう」

ニオイに耐えかねてわざと負けたことがある

 ニオイ問題が溜まりに溜まっていたのだろう。石川さんの口から、カードショップ内でのスメハラ被害エピソードが止まらない。 「店内の対戦スペースで友達が来るのを待っていると、『ポケットモンスター』のゲーム内でいきなりトレーナーに対戦を申し込まれるかのごとく、『対戦しませんか?』と不意に話しかけられたんです。その唐突さにまず驚いたのですが、話しかけてきた人へ顔を向けると異様なニオイが鼻を刺し、一層ビビりました。  突然の展開に機転も回らず、断る勇気もなくて、渋々対戦を了承しました。とはいえ、『この異臭に耐えながら長時間勝負するのはしんどい』と思い、複数あるデッキの中でも弱いデッキを選んで早々に負けることに。『対戦ありがとうございました』と言って、そそくさとその場を去りました」  別に弱いデッキを選ばずとも適当にプレイしてわざと負ける」選択肢もあったように思うが、「それは相手に失礼ですので」とゲーマーの矜持をのぞかせた。
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「カードゲーマーは臭い」と思われるのは悲しい
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フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。Twitter:@mochizukiyuuki

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