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「あ~、気持ちよかった」女性オペレーターを謝罪させて楽しむ男性クレーマーの“恥ずかしすぎる顛末”

非通知設定を忘れて電話

「一時は毎日のように電話がかかってきていたので、精神的ダメージも大きかったです。あまりに粘着質なので社内でも問題となり、警察への相談も視野に入れて警戒することになりました。そんなとき、“スッキリおじさん”が電話番号を表示したまま電話してきたのです」  最近は非通知設定からの電話を拒否しているお客様相談窓口も多いようだが、優菜さんの会社は、どのような電話からでも相談を受け付けていた。ただし、ナンバーディスプレイ。電話番号が分かるタイプの電話機を使用していたのだ。 「もちろん、いつもは非通知でかかってきます。きっと、184を押し忘れたのでしょう。チャンスだとも思いました。そして相手が難癖をつけて謝罪を要求しはじめた頃に、まずは、『いつもたくさんご意見いただき、ありがとうございます』と、お礼を伝えました」

電話番号を伝えると態度が急変

クレーマー そして、「お客様の行為はカスタマーハラスメントに当たる可能性もあるため上席に内容を伝え、今後の対応について折り返しお電話させていただきます」と告げたのだ。「はぁっ!? どうやって電話してくる気だよ?」と最初は威勢がよかった“スッキリおじさん”だが…。 「表示されている電話番号を伝えると、態度が急変しました。そして、『お願いだから自宅には電話しないでくれ。頼む。もう電話しないから』と言い、『嫁に怒られるから、頼む。なっ』と言って慌てた様子で電話を切ってしまったのです」  その後、「その男性からのクレーム電話はなくなりました。まさか自分の電話番号が表示されているなんて思ってもみなかったでしょうね。情けないし、恥ずかしい人です」と優菜さんは話してくれた。やはり、人を困らせるような悪いことはできないといえる。 <TEXT/夏川夏実>
ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター。Xアカウント:@natukawanatumi5
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