更新日:2024年09月05日 12:05
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「私人逮捕系YouTuber」裁判で暴かれた“過激演出”の実態。“収益の総額”も明らかに

被告人らの経歴と動画収入

ガッツch

「ガッツch」のYouTubeチャンネル(現在は削除されている)

 検察側の冒頭陳述などによると、2021年に今野被告人が責任者を務めていたメンズエステで奥村被告人が雇われることになり、2人は知り合ったという。  その後、動画の再生回数による収入を得ようと考えて、2023年1月からは「ガッツch」を開設。痴漢や盗撮の撲滅を謳って「私人逮捕系」の動画投稿を始めたとのことだ。  2023年9月の時点でチャンネル登録者は22.8万人、動画投稿数は285本。そして、同年5月から10月までの5か月間だけで、約946万円の収入があったとのことだ。

事件当日の詳細

 検察側の冒頭陳述により、被告人らの当日の行動などが明らかとなった。  被告人らは、日頃から「私人逮捕」をする相手を探していたという。そのとき、XでB氏の覚醒剤に関する投稿を見つけた。  そして今野被告人らは、B氏に覚醒剤を持ってこさせれば、その場で警察に逮捕される動画が撮影できると考えて、「ユウ」という女性を装って覚醒剤を使用した性交をしたい旨のメッセージをB氏に送信し、覚醒剤の所持をそそのかしたと検察側は指摘する。  2023年8月11日午後3時頃から、今野被告人らは秘匿性の高いメッセージアプリを使って、「新宿住んでる女です」、「寂しいので遊びたいです」などとB氏にメッセージを送った。  さらに、覚醒剤に詳しい人しか知らないようなワードを駆使したメッセージを送信したことで、B氏は信じてしまい、当時は覚醒剤を持っていなかったものの、わざわざ入手し持参させたと検察側は指摘している。
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逮捕の瞬間の詳細なやりとり
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2002年生まれ、都内某私立大に在籍中の現役学生。趣味は御神輿を担ぐこと。高校生の頃から裁判傍聴にハマり、傍聴歴6年、傍聴総数900件以上。有名事件から万引き事件、民事裁判など幅広く傍聴する雑食系マニア。その他、裁判記録の閲覧や行政文書の開示請求も行っている。
X(旧ツイッター):@Gakuse_Bocho

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