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ラブホの駐車場に居すわるカップル。バイト従業員が驚愕した、車に突撃した女性オーナーの行動

ラブホ従業員に憧れていた

駐車場 ドラマや漫画化された「ラブホの上野さん」に憧れて、ラブホで働きたいと思ったという柏木直人さん(仮名・20代)。 「学生さん? また変わったところを選んだわね(笑)」  と面接時にオーナーの女性から言われたそうだ。 「オーナーは、体型といい、話し方といい、よくいる50代前後の気さくなおばちゃんという印象でした」  ただし、“さすがは経営者”と思わせるほどのパワフルさがあったという。  雪が降る夜、柏木さんは暇だったため、駐車場の監視カメラを眺めていた。柏木さんは1台の車に目が留まった。車を止めてから10分以上経っても、人が降りてこないのだ。 「このこと自体は珍しくはないんです。ラブホに車で来るカップルにとって、車内で多少盛り上がることもありますから。しかし、このときは15分経過しても20分経過しても動きがありませんでした。カメラの性能的に車内までは確認できないので、“困ったことが起きている”と思っていました」

駐車場に居すわるカップルにオーナーが突撃!

 ラブホとしては、客が部屋に入らない限り、売り上げにはつながらない。車中でカップルのボルテージが最高潮になり、そのまま帰ってしまえば意味がない。 「人が倒れている可能性もなくはないので、無視はできないですよね。私は、確実に“コト”がはじまっていると思っていたのですが……」  突如、「私見てくるねー」と、オーナーが動いたそうだ。柏木さんが監視カメラでようすを見ていると、車に近づきノックをするオーナーの姿が映った。 「その後、謝るカップルの背中を押してフロントに戻ってきました。カップルを部屋に案内し、バックヤードに帰ってきたオーナーは、『男のほうは、パンツ脱いでたよ! 元気だったねー!』と一言。私は、『あはは……』と愛想笑いで返すことしかできませんでした」  柏木さんが、「災難でしたね」とオーナーに問いかけると……。 「あんたたち、ヤルの? ヤらないの? どっち?って声かけるだけだよ」 「そんな、“金の斧か銀の斧か”を選ばせるみたいなノリなんだって思いました。でもオーナーだから許されるのかもと納得もしました」  強烈すぎるオーナーには、心のなかでツッコむしかなかったという。 <取材・文/資産もとお>
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