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宇都宮でオープンした全国初の“ヤクルトのカフェ”とは。「人気メニューは『カレーdeヤクルト』です」

ヤクルトの世界観が楽しめるメニューがそろう

カレーdeヤクルト

カフェで人気のメニュー「カレーdeヤクルト」

現在、カフェは御本丸、ゆいの杜の2店舗。 オリジナルメニューの「ヤクルトクリームのティラミス」や「ジョアスムージー」、「カレーdeヤクルト」など、ヤクルトの世界観が楽しめるメニューが揃っている。 宇都宮ヤクルト販売株式会社では、計28か所のサービスセンターを構えているが、カフェの店舗拡大については「現在のところ予定はない」と柴田さんは言う。 というのも、御本丸とゆいの杜の両店舗は、次世代型のサービスセンターを開設するのにあたって、まさに好都合な立地だったからだ。 前者は日頃から市民が行き交う宇都宮市役所前の場所に出店しており、後者は宇都宮市が推進する「スーパースマートシティ」の一環で開業した宇都宮ライトレールの沿線沿いに位置し、新たな観光需要の喚起につながると言える。 「もし今後、ヤクルトのカフェをオープンするなら、栃木県の観光地である日光近辺を考えていますが、土地の問題や予算の兼ね合いなどがあるので、すぐに実現するのは難しいと思いますね」

時代が変わってもヤクルトレディの訪問販売にこだわるワケ

ヤクルトのブランドロイヤリティ向上や顧客接点の増加など、ヤクルトカフェの果たす役割は大きい一方で、「ヤクルトレディのブランディング効果にもつながる」と柴田さんは言う。 長年、ヤクルトレディによる訪問販売にこだわる理由として、商品を届けることのほかに、一人暮らしの高齢者や障がい者の見守りなど、地域の安全・安心を担うことが挙げられるだろう。 それらに加えて、柴田さんは「ヤクルトレディの仕事は、心に届ける“志事”と捉えているからこそ、いつの時代も変わらずなくてはならないもの」だと説明する。 「ヤクルト商品をお届けすることのみならず、ヤクルトレディは真心を持って、お客さまの健康に寄り添った活動をしています。ヤクルトレディはそれを仕えるための『仕事』ではなく、自ら志す『志事』としての意識を持ち、地域社会に貢献しているのです」 今後の展望としては、全国で初めて実現したヤクルトのカフェの取り組みを、他の販売会社へ横展開する支援を行っていくほか、さまざまな企画も考えているそうだ。 “ありそうでなかった”を実現したヤクルトのカフェ。宇都宮を皮切りに他地域でも見られるのだろうか。さらなる発展に期待したい。 <取材・文・撮影(人物)/古田島大介>
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている
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ヤクルトサービスセンターゆいの杜 Mori no Café
栃木県宇都宮市ゆいの杜5-15-5
TEL 028-666-4800
ヤクルトサービスセンター御本丸 café & gallery
栃木県宇都宮市本丸町1-43
TEL 050-8892-8986
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