恋愛・結婚

ラブホ街のニュース映像に「あ、パパだ」。娘の一言で“凍りついた食卓”のその後

 近年、動画投稿サイトなどの広まりにより、世の中のあらゆる映像を目にする機会が増えています。それらは、時として有益な場合もありますが、中にはプライバシーの観点から問題が生じるケースも少なくありません。今回は、報道映像の犠牲になってしまったある男性を紹介します。
家でテレビを見る女性

※写真はイメージです。

ほぼ完璧な父親で夫だった

 落胆した表情で取材に応えてくれた須藤健一さん(仮名・34歳)。2年前、親と同居していた埼玉での実家暮らしから解放され、横浜に新築マンションを購入しました。妻の沙也加さん(仮名・32歳)と娘の莉音ちゃん(仮名・5歳)の3人でスタートした気兼ねのない生活は幸せそのものだったそうです。 「5年ほど前に転職したんです。それまでは大手物流企業の総務だったのですが、友人からの誘いで全く異業種の広告代理店勤務になりました。待遇は良くなったのですが、残業が多くて帰宅時間も以前に比べかなり遅くなりました。でも、その分、休日にはしっかり家族サービスをして、収入が増えたことで生活水準も上がったので結果オーライという感じです」  ただ、勤務環境は大きく変わったという須藤さん。職業柄、広告絡みで対外的な交渉が増え、女性のモデルや事務所のスタッフなどと頻繁に「打ち合わせ」という名の飲み会が多くなったといいます。

妻の鋭いツッコミにドキッ

 転職前はどちらかというと地味な感じだった須藤さん。もともと服や髪形に無頓着で、妻の沙也加さんがいつもコーディネートしていたといいます。それが、転職してからは少しずつ変わっていきました。 「クライアントにはアパレル企業も多くて、私の風貌がイケてないからなのかどうか分かりませんが、時々サンプルのスーツやアクセサリーを無償で提供してくれるんです。まあ、一緒に現場に行く相手がダサい格好していても困るでしょうしね。妻もその辺の事情は知っているので、ほぼノータッチなのですが、先日『なんか、最近ますますチャラくなってるよね。変わったわね、あなた』と言われました。実は、内心ドキッとしていました」  実は、この頃から須藤さんは良からぬ行動をとっていたそうです。クライアントのアシスタントディレクターであるA子さんが気になっていたのです。
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それでも止まらなかったA子への気持ち
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愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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