エンタメ

下町情緒溢れる下谷の老舗銭湯、充実した最新設備とアットホームな温かみで疲れを癒やす【ミスSPA!2024 吉瀬結/ベストサウナvol.49】

週刊SPA!主催の新人発掘オーディションを勝ち抜いた「ミスSPA!2024」たちによる、連載「ベストサウナ」。第49回は『白水湯』(しろみずゆ)をレポートする。

大幅進化した銭湯サウナ

ベストサウナ●今回のサウナー・ミスSPA!2024 グランプリ 吉瀬結ちゃん 1994年生まれ。T161 B90 W59 H89。温泉好きだが、サウナは初心者。4th DVDが発売中。公式X:@kichiseyui621

爆風ロウリュ体感100℃超え! 水深90㎝水風呂もある銭湯サウナ

ベストサウナ

約20人収容可能な広々サウナ室。サウナに集中できる最上段のくぼみスペースや、吸排気口に近く熱さをダイレクトに感じられる“ベスポジ”として人気のテレビ前席など、座席による違いも楽しい

 NHK大河ドラマ『べらぼう』で盛り上がりを見せる東京・吉原にも程近い、台東区下谷の「白水湯」(しろみずゆ)。下町情緒溢れる老舗銭湯だが、’24年3月7日に、銭湯&サウナファンにはおなじみの、長沼三兄弟が手がける上野「寿湯」、鶯谷「ひだまりの泉 萩の湯」の系列銭湯としてリニューアルオープンした。最新設備を引っ提げ、サウナ特化型銭湯に生まれ変わった。  サウナ室は、大型の遠赤外線ストーブとストーン対流式の最新ヒーターを導入したダブルストーブ方式。設定温度は86~88℃ほどで、オートロウリュとオートアウフグース機能を備えているため、十分な湿度と熱のバランスに調整され、最大限に発汗を促す環境に整えられている。
ベストサウナ

水深90㎝の水風呂は、入浴剤入りでさっぱり。銭湯ペンキ絵師・田中みずき氏によるペンキ絵も見事

ベストサウナ

日替わり薬湯のスケジュールは、白水湯だよりやHPで公開中

 水風呂は全身をしっかり冷却できる、90㎝の深さ。やわらかい地下水をチラーで17~18℃に保ち、清涼感のある入浴剤を使用することで、爽快感のあるクールダウンを実現している。  さらに、銭湯サウナながら広々として落ち着いた半外気浴スペースがあり、雨天時でも快適に過ごせるようにひさしを設置。椅子流し用の蛇口が4か所も設置されており、まさにサウナー仕様のととのい空間だ。  もちろんサウナ以外のお風呂も充実。電気風呂、ジェットバス付きの白湯と、生薬を使った日替わり薬湯で、しっかりと疲れを癒やすことができる。地域密着型の白水湯は、スタッフとの距離が近いアットホームな雰囲気も魅力。月1回発行の白水湯だよりや、壁新聞など、手書きで温かみのある情報発信を行い、利用者とのコミュニケーションを大切にしているのも、銭湯ならではの取り組みだろう。
ベストサウナ

雨天時でも利用可能な半外気浴スペースには、ととのい椅子がずらり

ベストサウナ●Point:遠赤&ストーン式完備で、アツさをキープ!  さらに、うれしいのが営業時間の長さだ。白水湯は朝9時から24時までの長時間営業で、「萩の湯」や「寿湯」が営業していない午前9時~11時帯をカバーすることで、どの時間帯でも銭湯を利用できるように配慮されている。このように、地元客に愛されるだけでなく、サウナ愛好家にとっても魅力的な白水湯。  親しみやすさと、サウナ設備のガチっぷりの兼ね合いを考えると、このクオリティを超える銭湯はそうそうないだろう。2月25日まで、特製キーホルダー(先着順)などがもらえる「下谷浴場組合新春スタンプラリー」も開催中なので、この機会にぜひ一度、足を運んでみてもらいたい。 ベストサウナ ベストサウナ
<取材・文/森野広明 撮影/近藤孝一>
おすすめ記事
【関連キーワードから記事を探す】