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「深夜フライトなのに一睡もできませんでした」隣に座る外国人からの“2つの睡眠妨害”にウンザリ

 飛行機の場合、一部路線において期間限定で運航することはあるが、深夜発朝到着の深夜便は基本的に存在しない。だが、国際線だと長距離ではなくても深夜便が定期就航している路線も多い。  さすがに夜遅い時間のフライトのため、機内では眠る人も多いが、すぐに寝付くことができるとは限らない。なかには眠りたいのに一睡もできなかった、なんてことも珍しくない。
バンコクからデリーへ

※画像はイメージです。以下同

バンコクからデリーまで夜便で向かうことに

 貿易会社に勤める桑沢良晴さん(仮名・32歳)が大学の卒業旅行に選んだのは、タイとインドの2か国周遊。バンコクからデリーに向かう際に利用したのは夜便だったが、「隣に座っていたインド人のせいで全然寝れませんでした」と振り返る。 「その日はバンコクの水上マーケットに行くために朝早く起きて、昼間も寺院巡りなど1日中観光していたんです。だから、空港に着いた時点で結構クタクタでした。でも、飛行機はLCCで機内食は付いていなかったため、搭乗してすぐ寝ればいいやと思っていました」  ちなみにバンコク―デリーの平均飛行時間は約4時間半。短距離でもないが長距離というほどでもない。  狭いエコノミークラスのシートだと寝られない方もいるが、彼は東京―バンコクのフライトでも爆睡。そのため、まったく心配していなかったという。

飛行機のエンジン音よりも大きないびきの声が

 インドのLCCゆえか微かなスパイス臭が漂っていた機内はほぼ満員。桑沢さんの隣に座ったのはひげを蓄えた40代くらいのインド人男性で、恰幅のいい体格だったので圧迫感を覚えたそうだ。 「隣席の相手としてはハズレでしたね。座席のひじ掛けも最初から占領されていました。けど、私は窓側の席でしたし、壁に寄り掛かる形でスペースを確保していたため、そこまで窮屈ではありませんでした」  でも、試練は離陸前の段階で早くも訪れる。隣のインド人男性が寝入ってしまい、「グガウォ~ッ!」という大きないびきを立て始めたからだ。 「特撮映画に出てくる怪獣の鳴き声のようでビックリしました。席は機内後方でエンジンが比較的大きいんですけど、おじさんのいびきのほうが勝っていました(笑)」
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疲れているはずなのに、目が冴えてしまう
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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