更新日:2025年04月04日 16:30
スポーツ

大谷翔平、絶好調の裏で「気がかりな数値」も…昨季と比べて急降下している「バレル率」が示すものは

バレル率だけ見るとスランプ状態?

 全打球に占めるバレル数の割合を示した「バレル率」を見ても、昨季の21.5%(103/479)から、今季は5.3%(1/19)と大幅に減っている。今季のバレル率だけを見れば、今季の大谷はスランプに陥っているといえなくもない。  たしかに開幕以降の大谷の打撃を振り返ると、ライナー性の強い打球よりもゴロか高く打ち上げたフライが目立っている。

昨季の開幕8試合と比較すると…

 ただ、そうは言っても、現時点の大谷は打率.333、3本塁打と上々の成績。8試合を終えて打率.242、0本塁打だった昨季に比べれば絶好調といってもいいだろう。  繰り返しになるが、まだ今季は始まったばかりで打席数自体が少なく、バレル率の低下は一時的なもの。これからバレル率の上昇とともに、大谷の本塁打数も右肩上がりになることは容易に想像できる。大谷擁するドジャースはどこまで連勝を伸ばせるかにも注目だ。 文/八木遊(やぎ・ゆう)
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
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