お金

“仮想通貨老害”に共通している「3つの特徴」。上から目線でカチンとくる“老害が言いがちなセリフ”

『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』の作者であるハッシー橋本が、漫画で稼いだカネで“怪しい投資”に挑む実録マンガ。一般の人が手を出しにくい投資を攻略して“億り人”になることはできるのか——。 仮想通貨 仮想通貨マンガ 仮想通貨マンガ 仮想通貨

百九十二話 老害

 仮想通貨を始めて、いつの間にか4年半が経った。最初は「ビットコインって何?ネットのお金?」みたいなポワポワした気持ちで始めたのに、今では板(いた。取引のこと)を見ながら目がシバシバしてくるほど、沼にハマっている。  で、最近、若い子に言われたのだ。 「え〜、ハッシーさんってもう4年もやってるんすね!ベテランじゃないすか!」  うむ、まぁ……そうかもしれん。  だがそのとき俺は確かに感じた。この「ベテランですね!」には「老害ですね!」のニュアンスが2ミリくらい混ざってた気がするのだ。  俺はいつの間にか仮想通貨老害予備軍になっていたのかもしれない。  この業界、本当にスピードが速い。こんな世界で4年も生き延びたら、それはもう「古参」ですよ。でも、それを上から見て「4年で古参ぶってて草」とか言ってくるのが、本物の仮想通貨老害たちだ。 「こちとら出川組(2017年のCMで参入した人々のこと)だぞ」とか言いながら、意地でもアルトコインを売らない人たち……。  そう言いながらも、他人のことを「老害」って言い出した時点で、自分もわりとそっち側に片足突っ込んでるんだけど。

中学生時代に見た「大人たちの姿」

 ふと俺は、中学生だった頃に訪れた日本のバブル期を思い出した。夜のニュースでは、土地が億で売れた話とか、ワンレンボディコンの人たちがディスコでギャーギャー踊ってる映像が流れていた。  俺はそれを見ながら「大人ってバカだな……」と思った。  それなのに今、仮想通貨のバブルを夢見て「次のバブルはいつ来るのか……」と真顔で言ってる俺がいる。つまりは、俺もあのときの「ギャーギャー踊ってた大人」なのかもしれない。  今の若い子はバブルなんて知らない。彼らが生まれたときには、もうとっくに平成の大不況だった。ずーっと不景気の中を生きてきた。「そりゃ価値観も合わんわな」と思う。  バブルを経験した側は「一度アレを味わうと忘れられないんだよね〜」って言うし、知らない世代は「いや、無理でしょ」と冷めている。  そんな中で、仮想通貨業界も何度かバブルを経験した。2021年のビットコインバブルも、すごかった。みんなが「これは永遠に上がり続けるのでは!?」とか言ってたけど、そんなことはなかった。  みるみる落ちて、狼狽(ろうばい)売りして、ため息をついて、次こそはって言って……。  それ、まさに日本のバブルのあと、マンション投資で焼かれたおじさんたちの再来ではないだろうか。

老害と呼ばれても爆益を夢に見る

 次のバブルもきてもらわないと困るけど、正直ちょっと怪しい。でも「バブルが絶対くるんだ……」って毎晩言いながらチャート見てるおっさんって、だいぶ痛々しい。  そうならないようにだけ、気をつけたい。「老害」と呼ばれ小馬鹿にされようが、俺は俺なりに、爆益を夢見て生きていく。  仮想通貨で青春を取り戻そうとしている、大人たちの一員として……。 漫画・文/ハッシー橋本
愛知県出身の漫画家。パチンコ・パチスロ漫画を中心に活躍し、‘15年より月刊ヤングマガジンで連載を始めた『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』が大ヒット。サウナとビールの愉悦を描いた『極上!サウナめし』はサウナ好き必見の一冊 X(旧Twitter)@hashimotosan84
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