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仮想通貨が大暴落!“350億コイン”保有している仮想通貨にも影響が…「貯金を仮想通貨に全ツッパ」している男の運命は

『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』の作者であるハッシー橋本が、漫画で稼いだカネで“怪しい投資”に挑む実録マンガ。一般の人が手を出しにくい投資を攻略して“億り人”になることはできるのか。  10月11日、仮想通貨が大暴落……。仮想通貨に貯金を全ツッパしているハッシー氏の資産はどうなったのか。過去に紹介した「350億コイン保有している謎の仮想通貨」“BONSAIコイン”にまで影響が及んだようだ——。 ハッシー橋本 仮想通貨漫画 仮想通貨マンガ 仮想通貨マンガ

百九十七話 劇落

 朝起きたら、世界が燃えていた……。スマホを開くと、チャートがまっ赤っか。血の海みたいで、朝から食欲がなくなった。  コロナショックよりも、FTXショックよりもすごい暴落。「10月はブル相場だって言ってたじゃねーか!」と叫んでも、誰も聞いちゃいない。  ニュースを見ると、原因はトランプ大統領の一言だった。「中国に100%の関税をかける」——それだけで世界がひっくり返った。しかも、発表のわずか1分前に、取引所HyperLiquidで誰かが34億円分のショートポジションを仕込んでいたという。タイミングが完璧すぎて、背筋がゾッとする。  そのうえ、事実かどうかは定かではないが「トランプの息子が大儲けした」という噂まで飛び交っていて、もうドラマの脚本でもここまでやらない。  俺はただ、チャートを見つめていた。泣くでもなく、喚くでもなく、ただ唖然。人って本当に驚くと、声も出ない。

レバレッジ取引をしていたら大変なことに…

 それでも一つだけ、心の中で安堵したことがある。それは「レバレッジ取引をしていなかったこと」だ。  もしあのとき、欲を出していたら、今ごろはロスカットで強制退場だっただろう。「一瞬で消えるお金」という言葉の意味を、今ほどリアルに感じたことはない。  あの“レバレッジ10倍!”という誘惑のボタンを押さなかった自分を褒めてやりたい。押してたら今ごろ、チャートじゃなくて求人サイトを見ていたと思う。  それにしても現物はいい。下がっても、ちゃんとそこに“まだある”のがいい。ボロボロでも、「生き残ってる」ってだけで、人は少しだけ救われる。  暴落のニュースを横目に、俺はコーヒーを飲みながらしみじみ思った。 「仮想通貨は現物に限る」 漫画・文/ハッシー橋本
愛知県出身の漫画家。パチンコ・パチスロ漫画を中心に活躍し、‘15年より月刊ヤングマガジンで連載を始めた『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』が大ヒット。サウナとビールの愉悦を描いた『極上!サウナめし』はサウナ好き必見の一冊 X(旧Twitter)@hashimotosan84
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