更新日:2025年08月03日 23:51
エンタメ

ロージークロニクル、初のホットステージで弾けるような若さと清涼感を見せつける

―[TIF2025]―
モーニング娘。’25らが所属するハロー!プロジェクトのアイドルグループ・ロージークロニクルが、お台場で行われた世界最大のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2025 supported by にしたんクリニック」(以下、TIF2025)の3日目に登場した。今年3月にデビューを果たしたハロプロの「末っ子」グループであり、TIFのステージは昨年に引き続き、今年が2度目になる。 ロージークロニクル台風一過となった2日に引き続き、朝から厳しい暑さを見せるHOT STAGEのトップバッターを務めたロージークロニクル。ステージに登場した際にはまだ愛らしさを残した表情を見せる彼女たちだが、パフォーマンスがはじまると一転、真剣な表情へと変わり「夏のイナズマ」を見せつけた。7月23日にリリースしたばかりの2ndシングルからの一曲だ。 歌詞のなかに「かき氷」「花火」「夏祭り」などが登場する、まさに真夏のTIFでの1曲目にふさわしい「夏曲」といえるだろう。白と青で統一された衣装は涼しさと清潔感を思わせる。若いなかにもキレのあるダンスを披露し、アップテンポな曲調も相まって勢いを存分に感じさせた。 続いて披露したのは事務所の先輩である松浦亜弥の「GOOD BYE夏男」。言わずと知れた夏曲で畳み掛け、会場のさらなる熱気を誘った。会場には先輩グループであるJuice=Juiceやつばきファクトリーのファンの姿も見られたが、ハロプロファン以外にも知られた同曲だけに、トップバッターの彼女たちを見に来たアイドルファンたちを、前半戦からしっかりと盛り上げた。持ち曲ではないなかでも、そこはさすがハロプロのアイドルである。きれいに揃ったダンスを披露して、持ち曲さながらのパフォーマンスを見せつけた。 ロージークロニクル続いてMCに移り、リーダーの橋田歩果から順に吉田姫杷、小野田華凜、村越彩菜、植村葉純、松原ユリヤ、島川波菜、上村麗菜、相馬優芽が、メンバーカラーと年齢、名前を添えて自己紹介をした。吉田姫杷が水分補給を呼びかけ、また植村葉純がロージークロニクル初のHOT STAGE出演であることに触れると、続いて島川波菜は「私の水、ちゃんと出てこないんですけどー!」と備品の不備を訴えて会場のファンを笑わせる。トーク力に定評があり、それも人気の要因となっている島川波菜らしいインパクトを早速、メインステージで残した。 続いて披露したのは「8bit片思い」。ハロプロでは珍しく、デジタル音が効果的に挿入されている、ライブでも人気の一曲だ。途中、“ピコピコ音”に合わせて交互にしゃがんだり、元気に腕を振ったりと、若さと軽快さを感じさせるパフォーマンスを見せた。 「ハートをもっと見つめて?」という印象的な歌詞を上村麗菜がソロで歌い上げると、黄色のTシャツを着たファンたちがたまらず飛び跳ねる。また、曲の終盤、「ニキビ絶対見ないで!」「絶対絶対絶対見ないで!」という歌詞を歌い上げた小野田華凜は恥ずかしそうに微笑む表情を見せ、ファンたちの目線を奪った。 続いて4曲目に「ウブとズル」を披露したロージークロニクル。今年3月に発売されたデビューシングル曲だが、すでにライブでは何度も披露してきた一曲だけに、彼女たちにとっても自信を持って披露できる大切な一曲だろう。途中、松原ユリヤのソロでは「ユリヤコール」が起こるなど、見せ場もバッチリだ。ソロ歌唱を務めた際の上村麗菜の表情も、デビュー時に比べて自信を感じさせ、この数か月でも大きな変化があることを思わせた。 ロージークロニクルそのままロージークロニクルの名前を体現するような「薔薇より美しい人生」を熱唱。この曲に限らずだが、最年少ながら前半から随所でソロを務め、力強さを感じる相馬優芽がこの曲でも印象的に映った。また、歌声とともに表情や動きでバイブスを感じさせる島川波菜が目を引く。かっこいい曲調に乗せ、直球で語りかけるように歌う吉田姫杷のボーイッシュさも見逃せない。そして、グループに安定をもたらす村越彩菜や小野田華凜と、バランスのいいグループになってきているようだ。 ロージークロニクルもう一度MCを挟んでから先輩グループ・Berryz工房の「マジ グッドチャンス サマー」をパフォーマンス。ラストナンバーには、4曲目の「ウブとズル」と両A面シングルとして発売された「へいらっしゃい!〜ニッポンで会いましょう〜」を披露した。 「へいらっしゃい!〜ニッポンで会いましょう〜」は和テイストを随所に感じさせるとともに、「地球」などの壮大な単語が飛び出す一曲でもある。そんな“ハロプロらしさ”を、ロージークロニクルもまた受け継いだグループであることを存分に見せつけてくれた形だ。間奏では小野田華凜が正座をしてセリフを語る場面があるが、これもなんともハロプロらしいコミカルさと言えよう。最後は激しいロックダンスを主体とした振り付けを見せ、センターに集まってポーズを決めると、そのまま初ホットステージに幕を下ろした。 ロージークロニクル3月のデビューからまだ半年も経たないなかでのTIFのメインステージだったが、弾けるような若さと清涼感を見せつけながらも、しっかりとそのトップバッターの役割を果たしてくれた。 取材・文/綿谷 翔 撮影/後藤 巧 <セットリスト> 1. 夏のイナズマ 2. GOOD BYE夏男 MC 3. 8bit片思い 4. ウブとズル 5. 薔薇より美しい人生 MC 6. マジ グッドチャンス サマー 7. へいらっしゃい!〜ニッポンで会いましょう〜
―[TIF2025]―
東京大学卒業後、出版社にて多数のベストセラーを担当し独立。書籍編集、著者プロデュース業のほか、アイドルを中心としたエンタメ記事などを担当。認定専門公認心理師としても活動し、とくに離婚、DV、虐待、モラハラなどに関連した家族・夫婦のカウンセリングや犯罪被害者の支援を行う。X:@mellowamber
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