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中年の謎の疲れの原因は「好きな女性のタイプ」に隠されている!? 脳科学が解明する“4つのホルモンタイプ”とは

中年男性の「疲れ」の正体は、意外にも“好みの女性のタイプ”と繫がっていた――!? 最新研究と識者の見解を基に、取材班が「好きな女性のタイプ別、疲れの原因診断」を独自開発。複雑に絡み合った疲れの原因を解き明かしていこう。

疲れの原因のヒントになるのは「好みの女性タイプ」?

20250927_sp_2578ツラかった猛暑は終わった。だが、この季節は気が抜けて、“謎の疲れ”に悩む人も多い。「疲れを取りたい」と休日に寝だめをしたり、弾丸旅行で温泉に行ったりしても、なぜか週明けには疲れたまま……。 そんな人は、そもそもの疲れの原因を認識し直すべきかもしれない。そして、そのヒントになるのが、意外にも「好みの女性タイプ」だという。医師で脳生理学者の有田秀穂氏が解説する。 「疲れというと筋疲労などの肉体的な原因を思い浮かべますが、現代社会で多いのは圧倒的に“頭=脳の疲れ”です。それらの疲労の裏には、実はセロトニンをはじめとした脳内ホルモンの動きが原因になっていることが多い。例えばドーパミン優位な人は刺激中毒なので、燃え尽き症候群的な疲れ方をしている傾向が強い」 有田氏によれば、疲れだけでなく、性格の形成にも脳内ホルモンは深く関与している。 「日常の繰り返しや生活習慣の積み重ねが脳内ホルモンの働きに影響を与え、それはやがて『性格』として表れます。つまり、疲れ方と性格はともに脳内ホルモンの働きに左右されているものなので、強い関連性があるのです」

好みの女性タイプは自分の性格の有効な分析手段に

すなわち、自分の性格傾向がわかれば疲れの原因解明にも近づくことになる。とはいえ、自分の性格ほど理解が難しいものはない。そこで有効な分析手段となるのが好みの女性タイプなのだ。恋愛学を教える早稲田大学の森川友義教授が話す。 「アメリカの人類学者、ヘレン・フィッシャーは、体のなかにある4種類のホルモンが主導的に性格を決めているとしたうえで『どの脳内ホルモンが優位になっているかで恋愛傾向が変わる』と指摘しています。つまり、自分がどんな女性に惹かれるかを知れば、そこから逆算して、どの脳内ホルモンが優位に働いているか、さらにそれらによってどんな“疲れ原因”があるのか……という分析も可能かと思います」 セロトニン、ドーパミン、テストステロン、オキシトシンの4種類それぞれのホルモンに対応する「4つの女性タイプ」から疲れの原因がわかるというのだ。その分類は以下のとおり。 ①朝ドラヒロイン風はつらつ女子好きのあなたは……セロトニン体質 ②女優風キラキラ女子好きのあなたは……ドーパミン体質 ③バリキャリ風ギラギラ女子好きのあなたは……テストステロン体質 ④良妻賢母風もちふわ女子好きのあなたは……オキシトシン体質
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