更新日:2017年11月14日 22:23
恋愛・結婚

男のあえぎ声はア段~オ段、どれが正解?

―[山田ゴメス]―
菊池美佳子

恋愛カウンセラーの菊池さん

 さあ、今日はセックス中における、男のあえぎ声”について研究してみましょう! 出すべきなのか、黙するべきなのか、いまだに「どーすりゃいいか、わかりません!」って男子はいませんか? ハイ……、僕もそんな一人です!! 「感じてくれているのがわかってウレシイ!」「AV男優じゃあるまいし、引く!」  と、女性の意見がキッパリ二つに分かれる“男のあえぎ声論”。その分析を、ワタクシ、ゴメス記者の懐刀・コラムニストにして恋愛カウンセラーでもある菊池美佳子さんに聞いてみることにした。  彼女独自の調査によると、どちらかと言えば、前者は、遊んでる責め派、後者は、おしとやかな受け派が多い傾向にあるという。ふむふむ、なんとなくわかるよーな気がしないでもない……。でも、よっぽどの達人じゃないかぎり、1回や2回のお手合わせで“敵”の性癖を見極めるのは困難だ。 「一般的に、“あえいでほしい女性”は“あえがない男性”を物足りないとは感じるでしょうけど、我慢できなくはない。反面、“あえいでほしくない女性”は“あえぐ男性”に対し、けっこう強い拒絶反応があるので、もし悩んだ場合は、あえがないほうが無難だとは思います。え、ワタシですか? 私はモチロン“あえいでほしい派”です(笑)」(菊池さん)  ちなみに僕は、映画『蘇る金狼』で、松田優作が風吹ジュンとメシを食べながら立ちバックで黙々と挿入しているシーンにダンディズムを見いだして以来、基本的には“黙々派”だが、場合によっちゃあ“奇声を発するのも厭わない”というマキャベリスト(?)でもある。つまり、女性にとって最高の自分を演じて、女性により喜んでいただきたいのである。  じゃあ、具体的にはどーすれば? 僕は、とりあえず少しだけあえいでみるというアドバルーンを上げ、相手の反応をうかがうようにしている。だが、ひとつ重要な問題がある。このアドバルーンは、ア〜オ、どの段がベストなのかってことなのだ。  まず、ア段。「ああ……」「ハアハア……」「ヤバイ!」「わわわわ!!」……、などが代表例だ。  次に、イ段。「イイ、イイ!」「Yeah! Yeah!」「死にそ〜」(?)……、とチョイ少なめか?  さらに、ウ段。「ううっ!」「くぅ〜」「スゴイ……」「ヌヌッ?」「むむむむ……」……、と案外ある。「スゴイ……」をウ行にするのは強引かもしれないが?  あと、エ段。「エエっ!?」……しかない。「レレレ」は、あまりに漫画っぽすぎるし。  で、最後が、オ段。「おお……」「Oh!Oh!」「そぉそぉ!」「とっとっと」「Non!Non!」「ほぉほぉ……」「yo-yo-(ラッパー風に)」……、なかなかバラエティに富んでいる。  さっそく菊池さんに選んでもらおう。 「やっぱり、一番ステキなのは“ア段”なんじゃないですか?『ううっ!』と『スゴイ……』限定なら“ウ行”もアリ。『イイ、イイ!』はオカマっぽいし、『Oh!Oh!』をはじめとするオ行は全体的に洋モノのポルノビデオみたいで、日本人がやるには大げさすぎ。いろんなことをヤッてあげてるうちに自然と男性の口からあえぎ声が漏れちゃうくらいのほうがリアルで、女性も濡れてくると思いますね」(菊池さん)  結論! あえぐなら、最初はア段でさり気なくってことだ。 【菊池美佳子】 1977年岩手県盛岡市生まれ。コラムニスト、官能小説家、恋愛カウンセラーほかの肩書きを持つ。21歳~29歳まで、舞台女優活動の傍ら、キャバクラ嬢・テレフォンセックス嬢・企画物AV嬢としても活動。29歳で引退後、フリーライターに転身。著書『凄まじき性癖を持つ漢たち』。電子書籍『断りきれないワタシ』『ハケンの情事』『イケメン店長の3P調教』。日刊スポーツ『ヤリ待ちオスメス』、WEBサイト・サイゾーウーマン『ヤリマン肯定主義』ほか、連載多数。WEBサイト・エキサイトお悩み相談室カウンセラー。 (http://counselor.excite.co.jp/prof/533203/)ブログ(http://blog.livedoor.jp/mangoawabi/【山田ゴメス】 1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。日刊SPA!ではブログ「50にして未だ不惑に到らず!」(https://nikkan-spa.jp/gomesu)も配信中。現在「解決!ナイナイアンサー」(日本テレビ系列)(http://www.ntv.co.jp/99answer/)に“クセ者相談員”として出演。『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)も好評発売中!
大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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