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資格を取得しただけでは食えない?【士業の実態】

難関試験を突破するために、多くの時間とお金を費やした「士業」の先生方は、今、悪夢の真っ只中。報酬単価は下がる一方、新規の顧客もなかなか取れない。資格さえ取れば一丁上がりも、今は昔。「士業が食えない」とはよく言われるが、それぞれの士業の業界団体では、現状をどう認識しているのだろう。 低所得, 年収, 職業, 資格 日弁連の分析では、弁護士業界全体の沈下というよりも、自分では食えないキャリア過程にいるヒヨコ弁護士のボリュームが大きくなっている点に着目している。 「あと10年もたつと、その人たち(ヒヨコ弁護士)が稼げる層に移るかもしれない」  随分と楽観的な見方である。  次は、弁護士と並ぶブランド資格、公認会計士協会。この業界自体の昨今の上向き基調も相まって口ぶりは滑らかだ。試験の合格者数と大手監査法人の求人数がほぼ均衡している状況だという。公認会計士はおおむね“食える”ようだ。  前回(https://nikkan-spa.jp/500008)窮状を紹介している土地家屋調査士協会にも聞いてみた。 「全体で見ると収入は落ちてます。小泉総理の規制改革で士業に競争が持ち込まれ、安売り合戦のような状況があります」  最後は、司法書士。 「大都市に固まる弁護士とちがって我々は全国にくまなくいる。山奥でも土地さえあればどこでも仕事ができるのが強みです。土地を動かすなら登記の必要がありますからね」  このほかの協会にも聞いてみたが、みな概してポジティブ。取材を受けるうちはまだ余裕があるということかもしれない。 ◆主な士業の開業者の平均年収と実態 ●弁護士・600万~700万円 「弁護士になって3~5年の頃はまだ自分の力では稼げない。近年の増員により、ちょうどこの年代層が厚くなっている」 ●司法書士・700万円 「不動産登記、商業登記は我々の独壇場です。ほかの士業にはわからない判例をずっと積み上げてきている自負があります」 ●土地家屋調査士・500万~600万円 「最近は、業界未経験の合格者が増えています。図面を描くソフトや測量道具などで初期費用が1000万円ほどかかります」 ●行政書士・500万~600万円 「1億稼ぐ人もいれば、500万円未満の人もいる。行政書士の業務は1万種類以上あるので、努力と工夫の余地が大きい」 ●公認会計士・700万円 「法科大学院が必須な司法試験と違ってこちらは誰でも受験可能。合格して一生懸命やればポルシェも夢ではない」 ●中小企業診断士・400万~500万円 「公的機関から中小企業の支援に派遣されると一日2万~3万円。週に1回やれば月10万円くらいの固定収入になる」 ●不動産鑑定士・600万円 取材に答える時間がないのでコメントを差し控えさせていただきます ●税理士・700万円前後 質問内容に回答する資料を集めるのに時間がかかるのでコメントを差し控えさせていただきます ●社会保険労務士・400万~500万円 日程的に答えられる者がいないのでコメントを差し控えさせていただきます ●ファイナンシャル・プランニング技能士・500万~600万円 取材に答える時間がないのでコメントを差し控えさせていただきます ※平均年収は各協会発表によるもの。アンケートに協力していただけなかった業種はSPA!調べによるものです ― 年収300万円ならマシ![食えない士業]の大誤算【3】 ―
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