ブラック企業で働く人々の“普通”とは?
―[そのフツーは「普通」なのか?]―
何の気なしに口にする「フツーだったらさ~」というフレーズ。でもちょっと考えてみてほしい。その“フツー”って何だ? 平均か? 常識か? 大多数という意味か? 前提を共有しているからこそ成立する「普通」。所属する業界やグループごと、普通もいろいろなのだ
<お仕事編>
そこで興味深いのは、恋愛事情だ。
「アラフォーだろうと、美人で独身は珍しくない。誰でもいいわけではなく、経済的に自立してるから一人のほうがラクという考えが浸透」(32歳・女)という外資系アパレル女子と、「女が少ないからブスでもモテるためフツーに彼氏持ち」(38歳・男)というゲーム業界の女子。どちらが幸せかはわからない。
しかし、そんな事情は、「採用の際、まったく同じ能力のかわいい女性とかわいくない女性だったら、迷わず後者を選ぶのがアタリマエ。仕事時間が長いため恋愛関係になりやすい=トラブルも起きやすい。その防止」(35歳・TV制作・男)にも通じる。
◆普通じゃない! がフツーになるブラック企業

―[そのフツーは「普通」なのか?]―
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