恋愛・結婚

ビッグダディにモノ申す!「結婚して発言にブレを感じるぞ」

週刊SPA!連載【ビッグダディのさすらい乱取り】
“日本一有名な大家族”の父が世間からの批判と真っ向勝負!

◆「結婚して発言にブレを感じるぞ!」(25歳・男性・電器店)
春夏秋冬、いつの季節であろうと裸足であることを公言していたダディ。でも、ブログを読んでいたら、新妻のアドバイスで、最近、靴下をはき始めたことを知りました。女性の意見で自分のポリシーを変えるなんてダディらしくない! 発言の信用性が薄れ男らしくない。残念です。

◆林下清志(ビッグダディ)の回答

林下清志 俺にとって、結婚とは「生活スタイルの再構築」にほかならない。結婚したことで、身の回りのさまざまなスタイルが変化しつつあるが、靴下も然りだ。確かに、俺はこれまでの人生、はいたときに5本の指の自由さが奪われる感じや、蒸れて臭うのが嫌で、雨が降ろうが雪が降ろうが常に裸足で過ごしてきた。最後に靴下をはいたのは、おそらく小学生低学年の頃のことだろう。

 それが今、毎日のように靴下をはいているわけだが、俺としては極めて不本意である。では、なぜ靴下をはいているのか? それは「譲ってもいいところ」だからだ。

 結婚生活において、互いに何を譲れて何を譲れないかをはっきりさせたうえで、たとえば相手が要求を3つ出してきたら、当然こっちも3つ要求するといった“駆け引き”は重要なことである。俺はこれまでそうして妻との信頼関係を築いてきた。何より夫婦生活には戦略性が大事だ。靴下一つにしても、単に言われたからはくのではなく、「おまえがそれだけ言うのなら、俺は自分を変えて靴下をはこう」という苦渋の態度を見せつつ、一つ“貸し”を相手につくることが大切だ。もちろん、貸しとして機能させるために、約束は必ず守らなければならない。俺も新幹線で靴を脱ぐこともあるが、妻の前では靴下をはく男を貫いている。

林下清志 もちろん“貸し”があれば“借り”もあるだろう。それが夫婦だ。今は具体的に何かを返してもらうつもりはないが、長い夫婦生活の中で、自分が優位に立つために、この“貸し”となる種を俺はそこかしこに蒔いている。それが将来大きな「感謝」になるのか、大きな「苦痛」になるのか。それは俺にもわからない。

 この“貸し”と“借り”は、言い換えれば長い夫婦生活を続けるための“技”の応酬とも言える。そう考えると、夫婦の関係はまさに柔道と同じだ。結婚という“試合”が始まった今、勝負はいかに試合を組み立てられるかにかかっている。今のところは俺が優勢かもしれない。

 しかし、今後もし俺が「やられた!」と思うような鮮やかな“技”を決められて一本とられたら、俺は喜んで白旗を揚げる。男のポリシーなんて、そのくらいちっぽけなものなんだよ。

【ダディの言い分】
相手に“貸し”をつくれるなら俺は靴下くらい平気ではく!

【林下清志】
1965年岩手県生まれ。’06年9月から放送された『痛快!ビッグダディ』が反響を呼び、話題に。現在は盛岡市で「盛おかや」を営む。
ブログは http://ameblo.jp/big-daddy0408/

<撮影/山田耕司 イラスト/林下清志>

さらば、ビッグダディ

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