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斎藤工が断言「商品としての僕は、長く続かないと思う」

斎藤工 昨夏、ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち』で話題を集め、一躍トップ俳優の仲間入りをした斎藤工。その後も映画やドラマで八面六臂の活躍を続けるが、本人いわく、今のブームは「一発ギャグが当たったようなもの」。本人が初めて語った、世の女性を悩殺する笑顔の裏に隠された熱い復讐心とは――

――そんな中で、蜷川実花さんが撮影した写真集は、斎藤さんにとってどういう位置づけになるんでしょうか? 女性の目がハートになるようなカットが満載ですよね。

斎藤:実花さんとは波長が合うので、結果的に3冊出すことになりましたが、どれも「こういう形のものを作りたい」みたいなプランはあまりなくて、即興のような感覚で作りました。大事なのは、いかにビジネスから離れるか。普段のフィールドから意識を剥離して、ナチュラルな状態で、深呼吸しているような写真を撮りたかっただけで、極端なことを言えば、別に世に出なくてもよかったんです。

――いわゆるセクシー俳優として自分が消費されているんじゃないか……みたいな不安感はそこにはない?

斎藤:まったくないですね。

――その違いは?

斎藤:商品かアートかっていう感覚で言うと、アート。簡単に言えばそういうことです。商品には賞味期限があるけど、アートにはない。百年後も地球があったとしたら、どこかの誰かが古本屋さんでも、パソコンのデータでも、この写真集に触れることがあったとき何かを感じてくれたら嬉しいなと思うような作品です。

――“アート”と“商品”が同時期に世に出ることで、それらが混同されてしまう危険性もあるかと思いますが、それは気にしない?

斎藤:これはいつも言っているんですが、「皆が自分のことをいつも見てくれている」という前提が僕は嫌いなんです。「僕は今までこういう役が多かったんですけど、今回は新しいイメージに挑戦しました」みたいなことを言うことに、違和感を持っていて。偶発的に、僕が関わった作品に出会った人の感覚を優先すべきだと思っているので、自分のイメージが商品的でもアート的でもどっちでもいいんです。わかっているのは、商品の賞味期限は長く続かないだろうということだけ。商品としての僕は、芸人さんの一発ギャグみたいなものですよ。

――達観していますね。

斎藤:『虎影』で共演した鳥居みゆきさんが、ツイッターで僕のことを「妖怪壁ドン男」と書いていて。それ、的を射ているなと思いました。それくらい、自分のパブリックイメージに対しては無責任でいたいです。どのみち、僕の昼顔バブルみたいなものも、もう終焉に向かっているので(笑)。今はその状況を楽しみたいですし、「誰もそんなに興味ないぞ、お前になんか」ということも常に自分に言い聞かせています。

 今回のインタビューは、齋藤工の最新主演映画「虎影」や「映画製作にかける思い」にも言及。その模様は6/23発売の週刊SPA!のインタビュー連載「エッジな人々」にて!

取材・文/木俣 冬 撮影/齋藤清貴 スタイリング/井元文子(CREATIVE GUILD) ヘア&メイク/赤塚修二(MAKE-UP ROOM)

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