もしAVがガチで「本番禁止!」になったら、どうなってしまうのか?
―[山田ゴメス]―
ゴメス記者が東スポ経由で仰天の情報をキャッチした! なんと!!「当局の規制強化によって、AVの本番行為がついに禁止となる(かもしれない?)」というのだ。
我々男子ユーザーからすれば、まさに死活問題!? もし万一、万が一である。それが近未来、「ちまたの常識」となった日にゃあ……「アダルトビデオ」、すなわち「まだまだ最優良とされるオカズ」事情は一体どうなってしまうのか?
まず、上述した“東スポスクープ”の詳細を一部抜粋みると、以下のとおりである。
[無修正のアダルト動画の撮影現場にAV女優を派遣し、撮影や配信を手助けしたとして、警視庁は3月2日までにわいせつ電磁的記録頒布ほう助容疑で芸能プロダクション『ディクレア』の社長や出演していた男優、元女優ら計5人を逮捕。昨年からAV出演を強要された女性たちが次々と実体験を明かし、これに関連した摘発が相次いでいる。その流れで、AV撮影の本番行為が禁止され、今後はすべて疑似モノとなる可能性も……? 日本が世界に誇る巨大エロ産業が、大きな岐路に立たされている。] 「(世界で確立された人権水準を国内外で実現するための)NPO法人『ヒューマンライツ・ナウ(HRN)』が昨年8月、(国内AVメーカーの7割以上が加盟し、審査を受けている)NPO法人『知的財産振興協会(IPPA)』への要請書のなかで『(AV)出演強要被害の再発防止および人権侵害の防止のため当面取り組むべき最優先事項』の一つとして『本番の性交渉をしないこと』を提案した」とか、「IPPAに今年1月末、内閣府から『本番行為は禁止と大筋で決まった』と連絡があった(※現時点では、IPPA側も内閣府側もこれを否定)」……とか、さまざまな“噂”が錯綜するなか、ギョーカイは戦々恐々状態、なのだそう。 そもそも、本来AV制作においては、あくまで「疑似」が建て前であり、「本番」は法律的にグレーゾーン……なんだが、“お上の黙認”のせいで(おかげで?)、今のAVはなし崩し的に「ほぼ100%本番」が当たり前なのだという。先ほどの東スポ記事によれば
「5年ほど前までは疑似だった芸能人AVなんかも今は挿入しています。疑似だとネットに書かれてすぐバレるし、売れませんから。(中略)4~5年前は1作平均して(売上本数が)2000本だったのが、今は平均500本ほど。本番禁止になったら、メーカーや販売店は大変です」(AV関係者)
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大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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