日雇い労働者、ネット難民…ディープ蒲田で見つけた本当の幸福ってなに?【電マライター・村橋ゴローの東京ぶらりんこ旅 第6回】
毎回、電マ(電動ママチャリ)を使って東京各地をぶらりんこしながら、様々な魅力を“再発見”していく当連載。第6回目の目的地は蒲田。昔ながらの飲食店やスナック、キャバレー……。多くの労働者やネット難民などが取り沙汰されることもある街だが、そこで村橋ゴローが見つけたものとは?
今回のぶらりんこ旅は、蒲田。
酒飲みには最高の街だとか、労働者が多く住む街だとか、とかく東京のサウス・ディープゾーンとして名高い街ですが、そんな我々の先入観を一掃する爽やかなオブジェを駅前に発見!
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『あすへ走れ』像! しかしここが蒲田だと、どこか食い逃げ途中の兄妹像にも見えますし、後ろの『楽園』看板も、パチンコ屋のものだとわかると、それは楽園というより“地獄の一丁目”では? とも思ってしまいます。
……とここで、駅前の花壇脇で大きな声で騒いでILLオジサマたちの集団が。
時間は、まだ朝の10時。酒を飲んでなければ理屈が合わないほどの音量で、ガハガハと笑っております。この『蒲田』を象徴するかのような彼らこそ……『神聖かまったちゃん』!! 労働者ふうの彼らを見ていると、僕の脳内での『ヨイトマケの唄が鳴り止まないっ』!
改めて駅前を散策すると、ほんと駅のど真ん前にこんな店舗が!
駅から信号1コ渡ったところに、グランドキャバレーが! 長く蒲田に住んでる方はもう風景の一部と化してるんだろうけど、蒲田童貞の僕から言わせてもらえば、絶対におかしいって! しかもこの『レディタウン』、
60分3000円という安さ、そして「飲んで歌って恋をして 楽しい夜を」という粋なキャッチコピー! 駅前にこんなお店があるなんて、何て健全な街なんでしょうか。これだけで蒲田が好きになってしまいました。
そんなお財布だけでなく、人にやさしい街・蒲田。
ネットカフェでも、身分証が不要! 何か世間から身を隠さなければならない御仁たちが集まってくるのだろうか? 下に小さく書かれた「PC・インターネットのご使用はできません」の文言が切ない。
また、切ないといえば、これ……
パチンコの換金所とラーメン屋の看板のカラーリングが、見事にシンクロ。蒲田という街の性格を如実に表しているというか、とても切なくなりました……。
そして切ない、というかとても気持ち悪っ、となる看板もあって。
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「かきくけこ」と来るんだから、その上段は「あいうえお」が正解だと思うんです。それなのに「あいううお」って! そこはスッと「あいうえ魚」といってよ! 何か気持ち悪い!
電マライター・村橋ゴローの東京ぶらりんこ旅 【第6回】蒲田「東京のディープサウスゾーンで見つけた本当の幸福ってなに?」
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