本田圭佑は中村俊輔になれるのか? サッカー日本代表の浮沈を左右する本田の立ち振舞い
―[ロシアワールドカップ特集]―
本日19日、サッカー日本代表がいよいよロシアW杯のグループリーグ初戦のコロンビア戦を迎える。直前の監督交代も含め、この4年間を有効に使えたとは決して言いがたい日本代表。だが、本大会前最後のテストマッチでパラグアイ代表に4-2で勝利するなど、ここへ来てごく僅かながら希望の光が見えてきた。本大会に出場しないためモチベーションが低かったとはいえ、パラグアイは熾烈を極める南米予選で最終節まで出場を争った強豪だ。今夜のコロンビア戦は、このパラグアイ戦の戦い方をモデルとして挑むことになるだろう。
パラグアイ戦では何人かの選手が明らかに状態を上げてきてきていることを示したが、特に乾貴士の復調は非常にポジティブなトピックだった。ガーナ戦後の記事にも記したように、所属するリーグのレベル、今季の実績、プレー内容などを見れば、現在の日本ではこの乾をチームの中心に据えるのが至極当然だ。守備でのポジショニングにも優れた乾は決してベンチに置くジョーカーなどではない。今の乾をベンチスタートさせるのは試合を放棄してしまうのと同義だ。
そして乾と同様に存在感を示したのが香川真司だ。セレッソ時代に培った乾とのコンビネーションは健在。パラグアイ戦では乾とのセッションを楽しむように自由にポジションを入れ替え、何度も決定機を演出してみせた。
新たにチームを構築する時間が無い以上、すでに連携が完成されている攻撃ユニットを中心に据えるのは、短期間で行える最も効率的且つ現実的な方法だ。乾起用の副作用も働いたことで、香川は4-2-3-1のトップ下での先発が濃厚となった。
その一方で、長年代表を引っ張ってきたこの男はいよいよ土俵際に追い込まれることとなった。香川と同じくトップ下を主戦場とする本田圭佑だ。
コロンビア戦はベンチスタートが濃厚な本田圭佑
南アフリカW杯グループリーグ突破を陰で支えた中村俊輔の立ち振舞い
1
2
フリーライターとして雑誌、Webメディアに寄稿。サッカー、フットサル、芸能を中心に執筆する傍ら、MC業もこなす。2020年からABEMA Fリーグ中継(フットサル)の実況も務め、毎シーズン50試合以上を担当。2022年からはJ3·SC相模原のスタジアムMCも務めている。自身もフットサルの現役競技者で、東京都フットサルリーグ1部DREAM futsal parkでゴレイロとしてプレー(@yu_fukuda1129)
記事一覧へ
記事一覧へ
この特集の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ