更新日:2022年12月30日 10:32
スポーツ

元・サッカー日本代表選手たちの意外なセカンドキャリア。秋田豊は実業家と二足のわらじ

 6月14日(木)、日本時間24時(15日0時)に2018 FIFAワールドカップ ロシアが開幕した。
サッカー

※写真はイメージです

 日本代表の活躍に期待したいが、どんな有名スター選手にもいつかは引退と長い第二の人生が訪れる。コーチなどの指導者の道を歩むというケースはやはり多いが、プロとして華々しい活躍をした選手の中にはサッカーの世界を離れ、新たな別の道に進むという人もいるようだ。  かつてのサッカー元日本代表選手の意外なセカンドキャリアを紹介していこう。

サッカー解説者と会社経営の二足のわらじ・秋田豊

※HPより

 愛知高校から愛知学院大学への進学を経て、1993年に鹿島アントラーズに加入した秋田豊は、ジーコの推薦で右サイドバックとしてレギュラーに定着し、以降はセンターバックとして活躍。ハードなディフェンス・ヘディングを得意とし、9つのタイトル獲得、4回のリーグ優勝などに貢献した。  1998年フランス大会出場、2002年日韓共催大会に選出された。名古屋グランパス、京都サンガFCを経て07年に現役を引退。J1通算391出場し、2010年京都サンガ、2012年FC町田ゼルビアの監督に就任した。  現在はサッカー解説者として目に触れることも多いが、2016年にトレーニング用のゴム製のバンドやチューブなどの販売を手掛ける企業サンクト・ジャパンを設立、同社で代表取締役を務めている。  バンドやチューブのゴムの抵抗力を利用したトレーニングは、リハビリのために開発された安全で効果の高いエクササイズとして注目を集め、理学療法、老人医療の場面で活用されている。同社では瞬発力・パワーをUPさせる本格的なゴム製品なども取り扱っており、健康維持だけでなく美活フィットネス、筋力トレーニングなど幅広いシーンで使用されている。

一流アスリートの便を分析して腸内フローラ事業を展開・鈴木啓太

※HPより

 2006年にオシム監督が日本代表監督に就任すると日本代表に選出、オシムジャパンとして唯一全試合先発出場を果たし、2017年7月17日に引退試合を終えた鈴木啓太。  高校卒業後2000年にJリーグ浦和レッズに入団し、レギュラーを勝ち取ると、2015年シーズンで引退するまで浦和レッズにとって欠かせない選手として活躍した。  高校時代から整腸サプリメントを服用し、現役時代を通して積極的に腸の状態を整えてきた鈴木は、試合で良いパフォーマンスを発揮するために腸内環境からコンディションを整える必要を確信していたそうで、2015年、様々な腸内フローラの事業を立ち上げてアスリートや競技に還元したいとの想いから、AuB株式会社を設立させた。
 一流アスリートの便からアスリートの腸内細菌を解析することで、アスリートのパフォーマンスや体調管理を支援することを目的としている同社は、アスリートの腸内細菌に関する研究成果をもとに様々な事業を展開。オリジナルサプリメントの開発などを目指している。昨年9月にはAuB株式会社は株式投資型クラウドファンディングFUNDINNOで目標額を超える総額3,480万円の資金調達に成功した。
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奥さんと現役時代に始めたカフェを切り盛り
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