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Gmail、Slack、Chatworkほか610以上のサービスを一元管理! 最強ツールを使いこなす方法

~柳谷智宣の「デジタル四方山話」第38回~

 以前はメールだけチェックしていればよかったデジタルコミュニケーションも、今ではいろいろありすぎて面倒になってきた。GmailやOutlookといったメール、FacebookメッセージやTwitterといったSNSから、ChatworkやSlackなどのビジネスチャットサービスまで多岐に渡る。  スマホであれば通知が来るので、それをタップすれば該当メッセージが表示されるので手間はかからない。問題はPC作業時だ。もちろん、どのサービスもウェブ版を用意しているので、ブラウザーでアクセスできる。すべてのサービスを開きっぱなしにしておけば、とりあえずリアルタイムの情報を確認することは可能。  しかし、いつも使っているブラウザーに閉じてはいけないタブを開くのは使い勝手が悪くなる。専用のブラウザーをインストールするにしても、同じサービスで複数アカウントを利用する場合はやはり切り替え操作が必要になる。ブラウザーですべてのコミュニケーションツールを管理するのは難しいのだ。  そこでオススメなのが、アカウント一元管理アプリだ。実は、ビジネスチャットサービスの「Chatwork」が提供しているデスクトップ版アプリにはこの機能が搭載されている。Chatworkだけでなく、メッセンジャーやGmail、Skype、Outlook、Twitter、LinkedInなど10種類のサービスに対応しているのだ。利用しているすべてのアカウントを網羅しているなら、このアプリを利用しよう。日本のプロダクトなので、安心して利用できる。

「Chatwork」のデスクトップアプリをインストールする

10種類のコミュニケーションツールのアカウントを登録できる

もっとたくさんのサービスを一元管理したいなら……

 しかし、どうせならもっとたくさんのサービスを登録してまとめて管理したいという人もいるだろう。そこで、定番だったのが「Franz 5」だ。なんと69種類ものサービスをサポートし、日本語にも対応している。  やはり、ビジネスチャットのChatworkとSlackを同時に使えるのが大きい。社内ではSlack、外部とはChatworkを使っている企業は多いだろう。Twitterにも対応しており、UIにはTweetdeckを使っているので、マルチカラムで見やすいのが○。別アプリでDMのみチェックすることも可能。TrelloやGoogleカレンダーといったタスク・スケジュール管理サービスにも対応しているのも便利だ。  もちろん、複数のアカウントを同時に設定することができる。ビジネスとプライベートのGmailアカウントや、本業と副業のSlackをシームレスに切り替えて利用できるのだ。

69種類のサービスに対応している「Franz」

さまざまなコミュニケーションサービスを一元管理できる

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610以上のサービスに対応する「Station」
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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる

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