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利用スタイル別「賢いMicrosoft Officeの選び方」ダウンロード、クラウド…お得なのは?

~柳谷智宣の「デジタル四方山話」第36回~

 2019年1月22日、「Microsoft Office 2019」が発売された。ビジネスでもプライベートでも、WordやExcel、PowerPointを利用している人は多いことだろう。しかし、Microsoft Officeは販売形態が複数あり、何を買うべきがわかりにくい。そこで今回は、利用スタイルや価格などを考慮したOfficeの選び方を紹介する。

旧式Officeは使い続けてOK?

 まず、古いOfficeを使い続けるという選択肢を検討してみよう。  Office 2007以前の製品はサポートが終了しており、利用しないほうがいい。起動したとしてもセキュリティ面で不安があるためだ。Office 2010とOffice 2013はメインストリームサポートが終了し、現在、延長サポートの期間中だ。延長サポートでは、機能の追加や仕様変更などは行われず、セキュリティ更新プログラムのみが提供される。最低限のトラブルを防ぐための措置だ。Office 2010はそれも2020年10月に切れてしまう。Office 2013の延長サポートは2023年4月まで、Office 2016のメインストリームサポートは2020年10月までで、延長サポートは2025年までと余裕がある。Office 2010以前のユーザーは買い換えを検討することをオススメする。

「Office 2010」以前のユーザーは買い換えを検討しよう

永続ライセンスか? サブスクリプションか?

 Officeを導入する際は、まず製品のタイプを選ぶ。買い切り型の永続ライセンスか、月額/年額課金のサブスクリプションの2種類がある。永続ライセンスなら、サポートが切れるまでは追加料金なしで使い続けられる。サブスクリプションタイプであれば、常に最新の機能を利用でき、契約している限りずっと使い続けられる。  どちらが安いのか、というなら永続ライセンスタイプのほうが割安。製品発売後、メインストリームサポートは5年間、続く延長サポートも5年間あるためだ。しかし、最新の機能に対応しなくなる、というのには注意が必要だ。

サブスクリプションタイプでいつでも最新機能が使える「Office 365」

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PC1台でしか使わないならお得なのは…?
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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる

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