好きなワインをブレンドしラベルをつけて自分だけの1本を作れる「WINE BLEND PALETTE」
ワインは1種類のブドウから作ることもありますし、複数のブレンドを混ぜることがあります。前者は「単一ワイン」、後者は「ブレンドワイン」と呼びます。単一ワインはブドウの特徴を楽しめますし、ブレンドワインは複雑な味わいに仕上げられます。
「混ぜる」というと何かチープなイメージを持つこともあるかもしれませんが、違います。複数のブドウから作られたワイン原酒(キュヴェ)をブレンドする工程を「アッサンブラージュ」と呼んでいます。異なる味を調和させ、さらに美味しいワインを作り上げるのです。
世界で最も有名なワイン産地のひとつ、ボルドーでは主に数種類のぶどう品種をアッサンブラージュしたワインをつくっています。世界最高峰のワインでもアッサンブラージュしているものもあるのです。
このアッサンブラージュを家で楽しめるように、自分だけのワインを作れるサービスがあります。「WINE BLEND PALETTE」では、ワイン原酒を選び、自由な配合でブレンドし、好みのデザインのラベルを付けて、ワインを作り上げられるのが特徴です。
もちろん、筆者も購入してみました。作るのは赤ワインです。まずは、7種類のキュベから5つ選びます。ブドウの種類は5種類なのですが、カベルネ・ソーヴィニヨンだけ、フランス産とチリ産、そしてフランスで樽熟成したものの3種類が用意されているためです。今回は、シラー、メルロー、3種類のカベルネ・ソービニヨンを選びました。
続けて、5種類のキュベそれぞれの比率を決めます。それぞれのキュベの特徴や香りの印象を参考に+/-をクリックしましょう。10mlあたりの金額も表示されています。筆者は、カベルネ・ソーヴィニヨンの樽熟成が35%、フランスが15%、チリが20%、メルローとシラーが15%ずつにしました。
続けて、ラベルを作り、決済すれば完了です。価格は2527円で、消費税と送料を合わせて3543円でした。しばらくして、自分で選んだラベルのワインが届きました。ちなみに、送付元が「WINE BLEND PALETTE」ではなく、運営会社名のマンズワイン株式会社になっています。
ワインは最初、酸味が効いていて、「あれ?」と思ったのですが、みるみる開いていき、とても美味しくなりました。2000円台のワインで、しかも素人が味見もしないでアッサンブラージュしたのに、ここまで美味しければ十分です。アヒージョと合わせて、速攻で飲んでしまいました。
自分だけのワインを作れる「WINE BLEND PALETTE」を試してみた!
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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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