『ポケモンGO』は「GOバトルリーグ」実装でeスポーツになれるのか?
―[絶対夢中★ゲーム&アプリ週報]―
1月30日に位置情報ゲーム『ポケモンGO』に、世界中のトレーナーとポケモンバトルができる「GOバトルリーグ」が実装されました。すでにポケモン同士を戦わせる対人戦機能「トレーナーバトル」は2018年12月に導入済みですが、それをさらに拡充・整備した格好です。
今回の「GOバトルリーグ」のスタートによって、レアなポケモンを集めるゲーム性が核だった『ポケモンGO』が、eスポーツに舵を切るのではないかと注目されています。
1月12日に東京ビッグサイトで開催された大規模なeスポーツイベント「東京eスポーツフェスタ」では、「ポケモンGOゲット&バトルトーナメント」という大会が行われました。そのときは会場近辺で捕まえたポケモンを即席で選び、対人戦「トレーナーバトル」で戦わせるという特別ルールでしたが、決勝戦は大いに盛り上がりを見せました。
米調査会社によると、2016年に配信を開始した『ポケモンGO』は2019年に過去最高売上となる8億9400万ドル(約980億円)を記録しています。eスポーツというと格闘ゲームやミリタリー系シューティングが真っ先に浮かびますが、『ポケモンGO』のような一般ユーザーにも浸透しているカジュアルなゲームが進出するのはインパクトの大きいところ。やや閉鎖的なイメージもあるeスポーツの世界を『ポケモンGO』が一気に開くかもしれません。
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
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