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『ドラクエウォーク』配信から4か月も人気を維持する理由は?

ゲームコラムニスト・卯月鮎

卯月鮎

 昨年9月から配信されたシリーズ初の位置情報ゲーム『ドラゴンクエストウォーク』。自分で目的地を選んで実際に歩き、クエストをクリアしていくのが特徴で、敵との戦闘は本家と同じくコマンド式バトルです。  配信から4か月経ちますが、現在もセールスランキングで上位を維持し続けています。スマホゲームはコンシューマと違い、配信後の細かい改良や新システムの導入が人気の維持には不可欠。今回は『ドラクエウォーク』が支持される理由を、進化の過程から見ていきたいと思います。

ユーザーの不満を解消するUI改良や機能改善

『ドラクエウォーク』は先行する『ポケモンGO』とは異なり、歩きスマホ対策として自動で戦闘を行う「ウォークモード」が導入されています。ただ、配信当初はHPが減って瀕死状態になっても自動回復してくれないなどの不満が出ていました。

ウォークモードを実行するとオートで戦闘。コンフィグも可能に

 それを受けて12月に実装されたのが、戦闘ON/OFFやHP自動まんたん機能が選べる新ウォークモード設定。これで長時間画面を見なくても勝手に戦闘を続けてくれ、経験値稼ぎがラクになりました。同時期にパーティを記憶して簡単に切り替えられる機能も搭載。位置情報ゲームの根幹である移動時のシステムや、育成周りの煩雑さが改善されより遊びやすく進化しています。  また、メガモンスター討伐で消費する「討伐手形」が1枚から最高5枚までストックできるようになったのも、週末にまとめて遊ぶ社会人にはうれしい変更。イベントで不具合が発生した際のレスポンスが早いなど、細やかな運営ぶりに評価の声が上がっています。
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戦闘のモチベーションを高める新要素
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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