更新日:2020年06月30日 21:31
ライフ

絶品のカツサンド、ハンバーガーetc. 一流バーで食べる満腹フード

―[S級グルメ]―
 緊急事態宣言が終わり、ようやく東京にもバーが帰ってきた。しかも強力なフードを携えて。バーが創り出した東京のハンドフード決定版はこれだ!
S級グルメ 一流バーで食べる夜の満腹フード

お食事処 ロックフィッシュの「ポークかつバーガー」

一流バーで食べる夜の満腹フード

 東京に「バー」が帰ってきた。  あの名ハイボールバー、銀座「ロックフィッシュ」も6月1日、店名のマクラを「バー」から「お食事処」に変えて再出発を切った。  名物店主の間口一就さんが休業を決めたのは、総理大臣が緊急事態宣言の会見を行った4月6日。翌日から店の扉は閉ざされた。 「500万円近く用意してあった運転資金はみるみる溶けて、2か月ですっからかん。再開時の仕入れ用の資金は、ギフトでいただいた商品券を換金したほどです」  再開後、銀行に売り上げを入金しに行ったら、「うっかり振り込みそうになった(笑)」ほど仕事の流れを忘れていたという。 「休業中は主に再開後のことを考えていました。開店時間を早めるとなると、ランチも必要だな、とか。自宅では新メニューの試作を繰り返していました」
一流バーで食べる夜の満腹フード

ソースの隠し味のコチュジャンがキリリと味を引き締め、刻んだらっきょうが絶妙のアクセントに

一流バーで食べる夜の満腹フード

氷なしの名物ハイボール1150円。復刻版の「角」は、ここでしか味わえない

 使うパンは心に決めていた。昭和10年創業の本駒込の老舗「オリムピックパン」の「角食と丸いのと、長いやつ」。角食は焼かずに玉子サンドに。「丸いの」はハムカツサンド、そして「長いやつ」は「ポークかつバーガー」に仕上がった。 「豚肉は築地の近江屋で5㎜に切ってもらって、衣づけまでやって冷凍しておく。こうすると2分揚げでバーガーにぴったりになる」  カウンターには透明のアクリル板を設置し、テーブル席には間仕切りとしてロールスクリーンを導入した。その代金、60万円也。  創業から18年間、閉店後の床の拭き掃除は一日も欠かしていない。 「最初、誰も来なかったバーでも床を拭き続けたら、お客さんが来てくれるようになったんです」  積み上げた月日は裏切らない。
一流バーで食べる夜の満腹フード

お食事処 ロックフィッシュ

▼お食事処 ロックフィッシュの「ポークかつバーガー」 カツとバンズの食感の相性もピタリ。開業18年にして「夢の2口コンロが入れられた(笑)」とこちらも揚げ物のハムカツバーガーもメニュー入り。ともにピクルス、ポテサラ付きで1300円(税込み)
次のページ
バーから「食堂」へ、そして再びの「バー」へ
1
2
3
●「S級グルメ」東京を中心としたS級なグルメ情報/インスタグラム tokyofood_srank

●お食事処 ロックフィッシュ
東京都中央区銀座7-3-13 ニューギンザビル1号館 7F 平日12:00~22:00 土日祝12:00~18:00 無休
https://maguchikazunari.jp/

●バー シャンクス
東京都渋谷区代々木4-1-5 参宮橋駅前ビル2F 16:00~24:00(フードL.O.21:00/ドリンクL.O.23:00) 不定休
https://ameblo.jp/barshanks/

※新型コロナウイルスの影響により、営業時間や定休日が変更になっている可能性があります。最新情報は店舗にお問い合わせください。

おすすめ記事