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いま話題の韓国ドラマ『梨泰院クラス』。主人公セロイを復讐に駆り立てる理由とは?

いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるメモ」とは何か? そのヒントをつづる連載第209回 ドラマ いま話題の韓国ドラマ『梨泰院クラス』は主人公パク・セロイの復讐の物語です。セロイは高校に転入した初日に、グンウォンというクラスメイトが行なっていたいじめを咎めます。しかし、グンウォンは韓国の外食業界でトップに君臨する『長家』グループの御曹司で、彼の父親であるデヒがその権力を利用して、教師を抱き込んでセロイを退学に追い込みます。同時に『長家』グループに勤めていたセロイの父親であるソンヨルも退職に追い込まれました。  セロイとソンヨルはこのトラブルにめげずに二人で飲食店を開こうとします。しかし、その矢先にソンヨルは轢き逃げ事件に遭って亡くなります。この轢き逃げ事件の犯人は、高校でいじめを行なっていたグンウォンでした。そして、彼の父親であるデヒが今度は警察を抱き込んで事件の真相を揉み消します。  轢き逃げ犯がグンウォンだと知ったセロイは、彼を殺そうとします。しかし、これは未遂で終わり、轢き逃げの経緯も揉み消されたため、「勘違いの逆恨みで襲った」と判断されて刑務所に服役することになりました。こうしてグンウォンとデヒの親子によってすべてを失ったセロイは復讐を誓います。

やる気は理屈だけでは続かない

 やる気を引き出すのは常に「人物の影響」です。「あの時、あの人が、ああ言ったから」あるいは「あの時、あの人が、ああしたから」ということがあると、「だから自分はこうしよう」と考えて行動できるようになります。セロイの行動に影響を与えたのは、彼の父親であるソンヨルです。  ソンヨルは自分が仕事を辞める羽目になったにも関わらず、権力に屈することなく信念を貫いたセロイに対して、「誇らしい息子だ」と慰めていました。葬式の夜、セロイはそうした父親の振る舞いを思い出しながら、「不思議と――もらった記憶しかない。当たり前だと思ってた。なぜそう思ったのか。バカだよな」と呟きます。
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この時のセロイの心情は「発見」
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コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

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