デジタル

大容量デジタルデータの激安バックアップ「BackBlaze」の賢い使い方

 デジタルデータは、定期的にバックアップしていなければ、いつかなくなる。ハードウェアの故障や紛失、記録メディアの不具合などで、簡単にデータが読めなくなるのだ。思い出のデジカメ写真や仕事に必要なデータなどはきちんとバックアップしておかなければならない。
やってしまった男性

デジタルデータは永遠ではない……

 外付けHDDを購入して定期的にバックアップしてもいい。筆者も3TBのHDDに「BunBackup」というフリーソフトで数時間ごとにバックアップしている。しかし、バックアップ用HDDも作業するPCと同じ事務所に置いているので、地震や火災といった事故があればやはり両方喪失してしまう。できれば、バックアップは遠隔地に置いておきたい。

バックアップに万全を期すならクラウドサービス

 Windowsのクラウドストレージサービス「OneDrive」などに保存できればベストだ。普段使っているデータをすべてOneDriveのフォルダーに置いておけばいいだけ。Microsoft 365 Personalなどを契約していれば、月額1284円(年払いであれば1万2984円/年)でOfficeのすべてと1TBのOnedriveが付いてくる。1TB以下のデータであれば、OneDriveを活用するといいだろう。1TBで足りない場合は、最大もう1TBまで増量が可能。しかし、244円(1.99ドル)で200GBなので、追加料金が1220円前後発生してしまう。  バックアップに毎月1000円以上はかけたくない、もしくはバックアップデータが2TB以上あるという人は他のサービスを利用するしかない。これまで筆者は「AOSBOX Cool」というサービスを利用していたのだが、今月でサービスが終了してしまうとのこと。そこで乗り換えたのが「BackBlaze」の「Personal Backup」サービスだ。
BackBlaze

安価に無制限バックアップができる「BackBlaze」

「BackBlaze」がオススメな理由

 まず、定額サービスでバックアップできる容量に上限がないことが最大のウリ。自分のデータを預けるのだから、セキュリティも気になるところだが、すべてのデータは送信される前にPC上で暗号化される。バックアップのバージョン履歴も取れるし、もちろん1ファイルからでも復号化できる。  そして、価格が月に6ドルと格安なのがうれしい。年払いにすれば60ドル、2年払いにすれば110ドルと、さらに割安になる。筆者は、とりあえずいつ別のサービスに乗り換えるのかわからないので月額払いで契約。6ドルなら格安だ。
BackBlaze

とてもいいサービスだったので速攻で契約してしまった

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「BackBlaze」を契約するなら本家よりもソースネクスト
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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる

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