声優・麻倉ももが語る『マギレコ』の魅力「前作とは違った苦しさや切なさがある」
’11年に放送され、異色の魔法少女モノとして話題となり、世間に大きな衝撃を与えたTVアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』。その作品世界を体感できるスマホゲームを原作とした『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』の第2シーズンが7月より放送開始された。
主人公・環いろはは、妹の病気を治すために魔法少女になった、真面目で心優しい女のコ。しかし、その妹の存在や魔法少女になった経緯を忘れた状態で物語は始まり、第1シーズン最終回までその安否すら不明なままだ。
いまだ深い謎に包まれた『マギレコ』の世界。第2シーズンを迎えるにあたって今作を読み解くヒントとして、環いろは役を演じる声優・麻倉ももはこんなキーポイントを口にした。
「第1シーズンは魔法少女一人ひとりを掘り下げて描いた、いわば紹介パート。つまり『本当の戦いはこれからだ』ってことだと思うんです」
今作については『まどか』で監督を務めた新房昭之氏も「『マギレコ』は『まどか』の外伝であって続編ではない」と述べている。麻倉は2つの作品の違いをどう捉えているのだろうか。
「『まどか』では、魔法少女の魔力の源であり魂でもあるソウルジェムやキュゥべえの真実、誰もシステムがわからない中で、視聴者も魔法少女も一緒に絶望を味わっていたと思います。『マギレコ』のほうでは、すでに魔法少女の立ち位置やその行く末をわかった上で見ている人がほとんどのはず。その点で前作とは違った苦しさや切なさを孕んだ作品ではないでしょうか」
その世界観の中心にいる主人公・環いろはに、麻倉は共演者から「似ている」と言われたことがあるのだとか。
「『あまり発言しないのに、根っこの部分が頑固』だって。そういうふうに見られているのかとビックリしたと同時に、私もやりたいことにはまっすぐないろはにいちばん共感していたので納得できました。でも、どんどん成長して驚くほど頼もしくなっていくいろはのこと、自分で演じながらもカッコイイと思っていましたよ」
『まどか☆マギカ』と違う苦しさや切なさを孕む『マギレコ』の魅力
いちばん共感できて自分に似ている“いろは”
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