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『青天を衝け』歌子役の小野莉奈が目標を定めない理由「どこまで行けるか挑戦してみたい」

「リンは監督でもあり私なんだ」

 大河ドラマ『青天を衝け』で、渋沢栄一の娘・うたを演じるなど注目度が上がっている女優・小野莉奈。  最新主演映画『POP!』では、女優を目指すものの活路を見いだせずモヤモヤとした日々を過ごす主人公・リンを演じる。この映画はオリジナル脚本で、彼女への当て書きなのだという。 小野莉奈「最初は当て書きとは思えないくらい別人のようで難しい役だと感じたんですけど、監督と話すなかで『リンは監督でもあり私なんだ』とわかって。そこからは理解しやすくなりました。私、会話を通して自分以外の人の価値観や人生を知るのが好きなんです。それが結果的にお芝居に生きているのかも」

実は、仕事においては夢や目標は決めてません

 今年は、大河のほかに『コントが始まる』などの人気ドラマにも出演。将来有望だが今後の夢は? 「実は、仕事において夢や目標は決めていません。ちゃんとした人にならなければというくらいですね(笑)。具体的な夢を決めず、どこまで行けるか挑戦してみたい。ゴールよりも過程を楽しみたいタイプなんです」  ともあれ、プライベートで叶えたい夢はたくさんある様子。 「一人で海外旅行!と言いたいところだけど、まだ難しそうなので……気球に乗ったり、スカイダイビングをできたりしたら嬉しいです。なんだか空関係ばかりですけど(笑)。『やりたい』と思ったことは大体叶っているので、近々実現するんじゃないかな? ワクワクしながら待つことにします」  空に憧れる彼女。女優として、青天の中を大きく羽ばたきそうだ。 【小野莉奈】 ’00年、東京都生まれ。’17年、デビュー。『アルプススタンドのはしの方』『テロルンとルンルン』など主演映画多数。最新主演作となった『POP!』は、12月17日より全国順次公開。チャリティ番組のサポーターとして募金を呼びかける19歳のリンが、孤独な日々を送りながら「大人とは」の答えを見つけ出そうとするシニカルコメディ 取材・文/松本まゆげ 撮影/恵原祐二 ※週刊SPA!11月30日発売号より
週刊SPA!12/7号(11/30発売)

表紙の人/ 福原遥

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